beacon

バルサ敗退に追い込んだ“奇策3バック”は「2日前に生まれた」、ローマ主将が明かす

このエントリーをはてなブックマークに追加

バルセロナ撃破を喜ぶダニエレ・デ・ロッシ

 ローマは10日、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)準々決勝第2戦でホームにバルセロナを迎え、3-0で勝利。2試合合計4-4、アウェーゴール差で優勝候補のバルセロナを退け、前身大会で準優勝した83-84シーズン以来、34シーズンぶりのベスト4へと駒を進めた。

 ホームとはいえ、リーガ・エスパニョーラ首位独走中のバルセロナ相手に逆転は難しいとみられていた。それでも前半6分にFWエディン・ジェコが先制点を挙げると、後半12分にジェコがPKを獲得。これをMFダニエレ・デ・ロッシが落ち着いて決め、リードを広げた。さらに37分には、右CKからDFコスタス・マノラスが頭で合わせ、3-0。第1戦のアウェーゴールにより、奇跡の4強入りを果たした。

 1ゴール1アシストの活躍で、大逆転劇の立役者となった主将デ・ロッシは、『フットボール・イタリア』によると、「難しいことだとはわかっていたけど、僕たちは信じていた。第1戦では、バルセロナがクオリティの高さを示したけど、数年前ほどではないと感じていた。2つのオウンゴールもあったし、1-4ほどの差がないことはわかっていた。今日は間違いなくローマでのキャリアの中でも最も幸せな日の1つだね」と勝利を喜んだ。

 ローマはこの試合、普段の4バックではなく3バックを採用。攻撃的フォーメーションで臨んでいた。勇気ある采配だったが、前線からのプレスもあって、この“奇策”がうまくハマり、バルセロナの枠内シュートを3本に抑え、逆にローマは17本(枠内6本)のシュートを浴びせた。

 デ・ロッシによれば、「ホームで僕たちは3-0で勝利しなければならなかった。このフォーメーションは監督が2日前に考案し、僕たちの頭にインプットさせたんだ。信じられないほど効果があったね」と明かし、エウゼビオ・ディ・フランチェスコ監督に感謝した。

●セリエA2017-18特集
●欧州CL17-18特集

TOP