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名古屋ジョー2発も4連敗で降格圏16位転落…競り勝った仙台は2位浮上

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仙台が3-2で競り勝った

[4.11 J1第7節 名古屋2-3仙台 吹田S]

 ベガルタ仙台が敵地で名古屋グランパスに3-2で勝利した。リーグ戦では今季初の複数得点を決めた仙台は、2試合ぶりの勝利で2位に浮上。名古屋は4連敗、公式戦は6連敗となった。

 中3日で迎えたリーグ戦、次戦は中2日でやってくる過密日程の最中、仙台が今季リーグ戦初先発の5人(GKシュミット・ダニエル、DF菅井直樹、DF椎橋慧也、MF蜂須賀孝治、FWジャーメイン良)を並べた布陣で、勝ち点3を積み上げた。

 仙台は前半23分、MF永戸勝也が左サイドから上げたクロスで混戦を作ると、FW西村拓真がシュート。これはDF宮原和也がライン上でクリアされるが、GKランゲラックに当たってボールがこぼれる。これをFW石原直樹が押し込み、先制点を奪う。

 同37分には追加点。椎橋が左サイドから上げたクロスを蜂須賀が落とすと、西村が右足ダイレクトで合わせる。力強いシュートがランゲラックの脇を抜き、リードが2点に広がった。

 たまらず名古屋は前半39分にベンチスタートさせていたFWジョーを19歳FW深堀隼平に代えて投入。後半開始からはMFワシントンを投入し、流れを変えに行く。すると後半8分、左サイドからMF小林裕紀が上げたクロスをジョーが頭で合わせて、反撃を開始する。ジョーのゴールは開幕戦以来となった。

 名古屋の時間帯。ホームスタジアムの雰囲気も相まって名古屋が攻め続ける展開になる。しかし一瞬の隙。後半23分にカウンターを許すと、西村にマルチゴールとなるシュートをゴール右隅に決められてしまう。ちなみに西村は愛知県出身。地元で大活躍をみせた。

 名古屋は後半27分からFW佐藤寿人を投入。さらに攻撃の意識を高めて攻めに行く。そして後半42分、MF青木亮太のポストを叩いたシュートのこぼれ球をジョーが押し込むと、ブロックに入ったDF大岩一貴の手に当たってしまう。大岩はレッドカードで退場となる。

 これで得たPKをジョーが決めて名古屋が1点差に迫る。しかし試合は10人となった仙台がリードを守り抜いて、3-2で勝利。勝ち点を14に伸ばして、2位に浮上した。一方の名古屋はリーグ戦4連敗で、ついに降格圏となる16位に後退。公式戦は6連敗となる8戦未勝利となった。開幕2連勝と好発進を決めた勢いは、もうない。

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