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緊急投入の西大伍、失点関与で「今日は全部僕の責任」

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[4.11 J1第7節 FC東京2-1鹿島 味スタ]

 緊急出場で3つのポジションをこなした。鹿島アントラーズは左サイドバックで先発したDF山本脩斗が開始1分の競り合いで左膝を痛め、前半6分に負傷交代するアクシデント。代わって投入されたDF西大伍はそのまま左サイドバックを務め、本職とは逆のポジションに入った。

 ところが1-0で迎えた前半39分、FC東京DF室屋成との1対1でかわされ、室屋のクロスがDF植田直通のオウンゴールを誘って1-1の同点。さらに後半10分にも鹿島の左サイドを崩され、室屋に逆転ゴールを決められた。

 緊急投入にも「そういう準備はしておくべきなので」と動じなかった西だが、失点シーンに関しては「1対1の部分。僕のところだった」と唇を噛み、「みんな頑張っていたけど、今日は全部、僕の責任」と自らを責めた。

 1点を追う展開となり、後半15分からMFレアンドロに代わってMF小笠原満男が投入されると、ボランチのMF永木亮太が左サイドバックに下がり、西は右サイドハーフにポジションを変えた。さらに後半34分からは右サイドバックへ。チームとしてさまざまな手を尽くしたが、どれも功を奏せず、反撃もままならなかった。

 2連敗の鹿島はこれで3試合勝ちなし(1分2敗)。今季7試合目で早くも3敗を目を喫し、順位も13位に後退した。まだまだ続く過酷な連戦の真っ只中で不振にあえぐ常勝軍団。西は「気持ちとかそういう部分はあまり言ってこなかったけど、今はそういうのが大事かなと思っている」と話した。

(取材・文 西山紘平)

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