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「レアル贔屓の判定の犠牲に…」ユベントス会長、CLにビデオ判定の導入を希望

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DFメフディ・ベナティアのFWルーカス・バスケスに対するチャージは、レアルのPKとなった

 ユベントスのアンドレア・アニェッリ会長はレアル・マドリー戦後、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の導入を求めた。

 11日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)準々決勝セカンドレグのレアル・マドリー戦の終盤、微妙な判定からユベントスはPKを取られる。GKジャンルイジ・ブッフォンをはじめ選手たちは猛抗議をするも判定は覆らず、FWクリスティアーノ・ロナウドにPKを沈められて2試合合計3-4で勝負は決した。

 この結果を受け、アニェッリ会長はDFメフディ・ベナティアのFWルーカス・バスケスに対するチャージでPKを取ったマイケル・オリバー主審の判定は納得できないもので、同主審はレアル・マドリー贔屓の判定に終始したと『メディアセット・プレミアム』に話している。

「近年、イタリアのクラブは偏った判定の犠牲になっている。(ファン)クアドラードへの反則やアーセナル戦のミラン、それに今夜のユーベだってそうだ。これで欧州CLにVARが間違いなく必要だってことが分かった。このような大きな大会で勝ち上がれば莫大な賞金と権威を手に入れられるチャンスがある。だからこのようなインシデントが起きたことを許すわけにはいかない」

「選手だってミスを犯すからレフェリーも過ちを犯すはずだが、マッチオフィシャルは完全にコントロールを失ってしまっていた。マドリーでの試合を裁くレフェリーはファーストレグを見なければならない。(パウロ)ディバラに対するレッドカードは過剰で、その他にも考えるべき場面があったと理解するはずだ。昨シーズンのパリSGや昨晩のローマのような大逆転のチャンスを作るだけのパフォーマンスをした選手たちを哀れに思う」

 そして「すでに各国でテクノロジーを使用しており、欧州CLでも採用しなければならないと思う」と持論を述べた同会長は「今夜のレフェリーがこの試合を見返すことがあれば誰よりもこの場面に失望するだろう」と苦言を呈した。

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