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南野所属ザルツブルクが奇跡のEL準決勝進出!! 一時3点差を一気にひっくり返す

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逆転での準決勝進出を決めたザルツブルク

[4.12 EL準々決勝第2戦 ザルツブルク4-1ラツィオ]

 UEFAヨーロッパリーグは12日、準々決勝第2戦を各地で行い、FW南野拓実所属のザルツブルク(オーストリア)がホームでラツィオ(イタリア)に4-1で勝利した。敵地での第1戦に2-4で敗れ、準決勝進出は絶望的かと思われていたが、合計スコア6-5で見事な逆転突破を果たした。

 5日に行われた第1戦は、ザルツブルクにとって厳しい展開となった。1-2で迎えた後半26分、途中出場から1分後に南野がゴールを記録。日本人FWのEL2点目で同点に追いついたが、そこから目を覚ました相手に2点を奪われ、2点差で敗れた。ところがこの日、今度はザルツブルクがホームのサポーターの前で爆発した。

 ほぼ何も起こらなかった前半から一転、後半は点の取り合いの様相を呈する。後半10分、先にスコアを動かしたのはラツィオ。DFルイス・アルベルトが自陣からの縦パスを送ると、裏に抜け出したFWチーロ・インモービレが右足シュートを流し込み、合計スコアは2-5となった。

 ところが直後の後半11分、ザルツブルクが早々と同点に追いつく。勢い良くPA内に向かって前進したFWモアネス・ダブールがMFラインホルト・ヤボのパスを受けて左足を一閃。ボールは相手に当たってコースが変わり、ゴールネットに吸い込まれた。

 そしてザルツブルクは後半27分、中盤で前を向いたMFアマドゥー・ハイダラがミドルシュートをゴール左隅に突き刺し、2-1で逆転。さらに同29分、DFドゥジェ・チャレタ・ツァルのスルーパスに抜け出したFWファン・ヒチャンが角度のないところから押し込み、合計スコアを5-5の同点とした。

 アウェーゴールの差で優位に立ったザルツブルクは後半31分、左からのCKをニアでDFアンドレ・ラマーリョが頭でそらし、ファーのDFシュテファン・ライナーが押し込んでスコアは4-1に。同39分、南野がヤボに代わってピッチに立ち、そのまま試合を締め、一時は3点ビハインドとなったザルツブルクが奇跡の準決勝進出を決めた。

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