beacon

酒井宏が移籍後初&バースデー弾!!乱打戦制したマルセイユが14年ぶりELベスト4進出

このエントリーをはてなブックマークに追加

DF酒井宏樹は自身の誕生日に移籍後初ゴールを決めた

[4.12 EL決勝T準々決勝第2戦 マルセイユ5-2ライプツィヒ]

 ヨーロッパリーグ(EL)は12日、決勝トーナメント準々決勝第2戦を行った。日本代表DF酒井宏樹が所属するマルセイユ(フランス)はホームでライプツィヒ(ドイツ)と対戦し、5-2で勝利。第1戦は0-1で敗れたものの、2試合合計5-3として2003-04シーズン以来の4強入りを決めた。4月12日が誕生日となる酒井は3バックの右CBとして先発。途中から右WBとしてプレーし、試合終了間際には移籍後初ゴールを記録した。

 第1戦を0-1で落としたマルセイユは、守備の要であるDFロランド、DFアディル・ラミ、GKスティーブ・マンダンダが引き続き負傷のため先発をはずれた。第1戦と同じく、DFブバカル・カマラ、MFルイス・グスタボ、酒井が3バックを務め、3-6-1の布陣を敷いている。

 勝利しかないマルセイユだが前半2分、ライプツィヒのパスワークに翻弄され、FWブルマに右足シュートを決められ先制を許してしまう。しかし6分にオウンゴールで同点に追いつくと、9分にはMFフロリアン・トバンが起点となり一気にカウンター。左サイドのFWディミトリ・パイェが大きくアーリークロスを放ち、MFモルガン・サンソンの2度のシュートは相手GKに防がれるも、こぼれ球をMFブナ・サールが押し込み、2-1と逆転した。

 マルセイユは前半16分にはパイェの鋭い左足シュートがゴール左に突き刺さるが、直前のFWコスタス・ミトログルのファウルによりノーゴールとなった。すると28分にアクシデントが発生。逆転弾を決めたサールが負傷して交代を余儀なくされる。ラミが投入されて右CBに入ると、酒井が代わりに右WBへ移動した。

 前半38分にマルセイユが再び得点を決める。中盤からのパイェのFKをトバンが右足で合わせ、ゴールに流し込んで3-1として前半を折り返した。この時点で2試合合計でも3-2と逆転に成功している。

 敵地で劣勢になったライプツィヒは後半9分に司令塔FWエミル・フォルスベリを投入。すると直後の10分、MFナビ・ケイタがPA内に進入してヒールで横にパスを出すと、FWジャン・ケビン・オギュスタンが右足ダイレクトで豪快に蹴り込み、ゴール右に突き刺した。点差を2-3と縮めたライプツィヒは2試合合計3-3とし、アウェーゴール差で再び優勢となる。

 しかしホームの声援を背にしたマルセイユが発奮。後半15分、右サイドでパスを受けたパイェがそのままシザースを駆使しPA内に進入する。ノーマークでゴールが見えると、右足アウトサイドで器用にシュートを放ち、ゴール左隅に流し込んだ。

 ライプツィヒは終了間際のCKでGKも出てきて全員攻撃に出る。しかし防ぎ切ったマルセイユはカウンターを仕掛け、中盤でパスを受けた酒井は無人のゴールにロングシュートを放ち、ダメ押しの5点目を決めた。酒井は昨季加入したマルセイユで公式戦初ゴールを記録。試合はそのまま5-2で終了。マルセイユは2試合合計5-3で14年ぶりのベスト4進出を決めた。

●海外組ガイド
●EL17-18特集

TOP