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暫定首位・岡山は降格組“ビッグ3”に無敗!長澤監督「我々はしっかりと組織で戦う」

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[4.14 J2第9節 大宮1-1岡山 NACK]

 今季、J1参入10年目で初の開幕3連勝を飾ったファジアーノ岡山は最高のスタートを切ると、第5節から首位をキープ。堅守が光り、前節終了時点で失点数はリーグ最少の2失点だったが、この日は大宮に先制を許すと、前半は相手の固いブロックを崩せずに苦戦。後半はスペースをつくって押し返し、MF上田康太のFK弾で追いついた。

 長澤徹監督は「1点は致し方なしとして、もう少しいける力があれば良かった」と振り返り、「もう少しPAの中に入ることや最後のクロスのところ。少し精度が低かった」と課題を挙げた。指揮官が「ビッグ3」と位置付けた“降格組”3クラブとの対戦。甲府と新潟を破り、大宮と引き分けたことで無敗を守り、今季の強さを証明した。

 前評判を覆す躍進にも、指揮官は地に足をつけ、「まだリーグ序盤戦なのでバランスを探している状態。その中でも去年J1にいた“ビッグ3”は一人で仕事をできる選手が揃っている。長丁場になるとしっかり勝ち点を稼いでくるんだろうなという印象がある」と警戒を強める。

「我々はそれに対してしっかりと組織で戦うと決めている。その分、連携がもう少し熟成してこないと。彼らは数少ないチャンスを仕留める力があるので、我々はそういうところを少しでも増やしていきたい。折り返しも勝ち点を取っていくのが重要な作業になる」

 オープンになった後半は一進一退の激戦となったが、スコアは動かず1-1の痛み分け。勝ち点20で暫定首位。同17の2位大分の結果次第では首位陥落の可能性もある。選手にも慢心はなく、上田は「いい試合もできているけど課題も多い。もっともっと上を目指して勝ち進んでいきたい」と表情を引き締めた。

(取材・文 佐藤亜希子)

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