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PK判定にブッフォンが再び熱弁「主審は若すぎた。やり直しの利かない試合なのに」

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ジャンルイジ・ブッフォンの怒りはまだ収まらない

 ユベントスのGKジャンルイジ・ブッフォンが14日、イタリア『メディアセット』のテレビ番組『レ・イェーネ』の突撃取材に応じ、チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝レアル・マドリー戦について熱弁した。

 ユベントスは11日、CL準々決勝でレアル・マドリーとのセカンドレグに挑んだが、ファーストレグでの3点のビハインドから奇跡は起こせず、2試合合計3-4でベスト8敗退が決定した。キャリアで最後となるはずのCLを戦っていたブッフォンは、勝負を分けた後半アディショナルタイムのPKの判定に抗議して退場。試合終了後も主審マイケル・オリバー氏について、「スタンドでポテトチップでも食べているべき」「心があるべき場所にゴミ箱がある」などと歯に衣着せぬ発言で非難していた。

 電車での移動中にアポなし取材を受けたブッフォンは、オリバー氏の判定について再び持論を展開した。

「言い方が過激だったかもしれないが、僕は思っていたことを伝えた。彼は笛を吹くべきではなかった。より経験のある審判なら吹かずに流して延長戦を戦わせ、そしてピッチに判断を委ねただろう。あれは“確実にPKだ”と言える状況ではなかった。PKではなかったとは言わない。疑わしい事例だったんだ。疑わしい場合は、あのような試合で、終了まで20秒の段階だったら、経験のある主審は別の判断をしたと思う。僕は自分のイメージに傷がついたとしても、チームメートや見に来てくれた5000人のファンのためにも抗議しなければならないと思った」

 ユベントスの守護神は、CL準々決勝の好カード、レアル・マドリー対ユベントス戦を33歳の青年に託したことに疑問を呈している。

「彼はこれから偉大なキャリアを築くだろうが、不運だった。重要な試合を裁かなければならないのに、若すぎる審判が送り込まれた。青年は、あまりにも複雑で困難な状況に立たされてしまった。僕は怒っていないし、すべては終わった。だがだまし取られたような気分になるのも普通だと思う。あの試合はやり直すことのできない試合だったんだ」

 最後にブッフォンは、「ユーベにとって、イタリアにとって忘れがたきサッカー史の1ページを刻めたかもしれないのに。ローマと一緒に勝ち抜けることができていたら、信じられないほど素晴らしいものになっただろうに」と敗退を惜しんだ。

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