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日本勢は鹿島のみに…敵地広州で完敗C大阪が逆転敗退、“勝利必須試合”に主力温存

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C大阪は敵地で広州恒大に1-3で敗れた

[4.17 ACLグループG第6節 広州恒大3-1C大阪 広州]

 セレッソ大阪が敵地で広州恒大(中国)に1-3で敗れた。勝てば1位通過を決めることが出来たC大阪だが、敗れたことで逆に同時刻に行われたもう一試合を制したブリーラム・U(タイ)に逆転を許し、グループ3位でAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の敗退が決まった。

 敵地での広州恒大戦。自力突破のためには勝つしかないC大阪だったが、リーグ戦との連戦(21日にはG大阪とのダービーマッチ)の兼ね合いもあってか、日本代表FW杉本健勇やMF山口蛍、FW柿谷曜一朗といった主力はメンバー入りしなかった。

 そして予想どおり、広州にボールを持たれる展開になる。前半6分にはDFリー・シュエポンの左サイドからのシュート性のグラウンダーパスをMFフアン・ボーウェンがコントロール。シュートコースを作ると、GK丹野研太の股下を抜いて先制点を奪った。

 C大阪も前半10分、18歳FW山田寛人のスルーパスに反応したMF福満隆貴がGKもかわして同点ゴールを蹴り込む。ただし同点としたC大阪だったが、その後は広州の猛攻を耐えるのが精いっぱいだった。

 そして何とか前半を同点で折り返したC大阪だったが、後半12分、CKのこぼれ球をMFアランに蹴り込まれて、再びリードを許してしまう。試合を通して山田やMF田中亜土夢といった選手の奮闘はみられたが、やはり主力を欠くメンバーでは、中国王者相手に敵地で勝ち点を積み上げることが難しい。逆に同42分にアランにダメ押し弾を決められてしまった。

 敗れた場合でも同時刻開始の試合でブリーラム・Uが敵地で済州ユナイテッド(韓国)に引き分け以下に終われば2位通過出来たC大阪だが、ブリーラムは後半10分に挙げた得点を守り抜いて1-0で勝利。すでに日本勢は柏レイソル、川崎フロンターレの敗退も決まっており、勝ち残りはグループHを2位通過した鹿島アントラーズのみ。日本勢の1クラブのみのグループステージ突破は、柏のみだった2013年以来で5年ぶりとなる。

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