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昌子がチームメイトに喝「“俺もいるんだぞ”という気持ちを」

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敗戦にうなだれるDF昌子源

[4.17 ACLグループリーグ第6節 鹿島0-1水原三星 カシマ]

 首位突破ならF組2位の蔚山現代(韓国)、2位通過ならF組1位の上海上港(中国)と対戦することは試合前から決まっていた。首位通過であれば、決勝トーナメント1回戦は第2戦をホームで戦える。ところが、引き分け以上で首位が決まるホームでの最終戦で水原三星(韓国)に0-1の零封負け。5月9、16日の決勝トーナメント1回戦では、FWフッキやMFオスカルを擁する前回大会4強の上海上港と対戦することが決まった。

「もちろん1位で通過したかったけど、(上海上港は)上に行けば、いずれはやる相手だと思うし、早くやるか、あとでやるかの違いしかない。しっかり勝つことを考えたい」。鹿島アントラーズDF昌子源は自分たちを言い聞かせるように強調した。

 連敗を止めた14日のJ1名古屋戦(2-0)からは先発6人を変更。中2日の連戦でいい流れを継続させたいところだったが、公式戦連勝とはならなかった。「今日で言うと僕や(三竿)健斗、(鈴木)優磨がもうちょっと引っ張るというか、そういう姿勢を見せないといけない立場だった」。メンバーが大きく入れ替わったからこそ、レギュラー格である自分たちがもっとリーダーシップを発揮し、チームを牽引するべきだったと悔やんだ。

 そのうえで「仲間を批判する気持ちはまったくない」と前置きし、「“レギュラーを奪ってやる”とか、“俺もいるんだぞ”とか、そういう強い気持ちをもう少し出してほしかった」と、普段出場機会の少ない選手に対して、さらなる発奮も促した。

「ミスを恐れて、バックパスが多かった」。そう指摘する昌子は「僕や(三竿)健斗は見本になるプレーを出したかったし、普段試合に出られていない選手は“必ず(ポジションを)奪ってやる”という気持ちを出さないと、層は厚くならない。いい例で言うと、こないだの(名古屋戦でJ1初先発を飾った小田)逸稀みたいな闘争心溢れるプレーが必要だった」と力説した。

(取材・文 西山紘平)

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