日本女子代表(なでしこジャパン)は20日、ヨルダンで開催されている女子アジア杯で、オーストラリア代表との決勝を行う。前回ベトナムで行った14年大会の決勝と同じ組み合わせで、なでしこは連覇をかけて対戦する。

　高倉麻子監督にとっては節目となる試合。決勝前日の19日は指揮官の50歳の誕生日だった。日本サッカー協会(JFA)の公式サイトによると、昨日は選手たちのサプライズ演出もあり、前夜祭のような雰囲気になったのだという。

　選手たちも高倉監督にバースデープレゼントをと意気込む。愛弟子のMF長谷川唯は「高倉監督には中学生の頃から見てもらい、長い間成長させてもらいました。ゴールはもちろんですが、ゴールに直結するようなプレーで恩返しできればと思っています」。

　準決勝で先制点を決めるなど、今大会2ゴールを挙げているFW岩渕真奈は「連覇というよりは、自分たちの成績をしっかり残す意味で優勝したいです。FWとして、ゴールを奪うことでチームの力になれると思うので、しっかり結果を残したい」と意気込んだ。

　高倉監督になって初めてのタイトル獲得を目指すなでしこジャパン。決勝は日本時間21日午前2時キックオフ。テレビ朝日系列とNHK BS1で全国生中継される。

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