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“組長”姿「スイッチを入れる意図」浦和・大槻監督がラストマッチへ

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大槻毅暫定監督がラストマッチへ

 浦和レッズは20日、第9節札幌戦の前日会見を行った。開幕から成績不振が続き、2日に堀孝史監督を解任。大槻毅育成ダイレクターが暫定的に指揮を執っていたが、オズワルド・オリヴェイラ氏が25日柏戦から指揮することが決まり、札幌戦が大槻暫定監督のラストマッチとなる。

 クラブ公式サイトによると、指揮官は自身のラストマッチとして注目されることを良しとせず、「サッカーの質やいい準備などにこだわるべき」と強調。「シーズンの途中を節目にするべきではないと思っています。僕自身もあまりそういうストーリーを乗せるべきではないと強く思っています」と言及している。

 トップチームを指揮するにあたり、大槻監督はオールバックに眼鏡、スーツ姿でばっちりとキメた風貌にイメチェン。試合中は鋭い眼光を放つ強面ぶりが「アウトレイジ」「組長」と人気を集めていたが、この斬新なセルフプロデュースについて次のように話している。

「日本のトップで仕事をするにあたって、僕自身も一緒ではダメだと考え、スイッチを入れなければいけないなというのはありました。僕は見た目で判断することは好きではないですが、見た目が非常に重要であることも理解しています。こういうクラブの代表として、顔として仕事をするときに、しっかりとそういったところは、何かしらスイッチを入れたいという意図はありました。ただ、それが一人歩きしてしまって、これはどうなのかなと思っていますが(笑)、そういう部分は強く思っています」

 就任後は公式戦5戦負けなしと結果を残しており、名残惜しいラストとなる。好成績の要因について聞かれると、「レッズには質の高い選手がいるという条件があった」と指摘。「彼らの元々あった力が大きいです。それをいかにピッチの上で表現させてあげられるかというところに力を注ぎましたし、全体としていい選手がいることは、大きな要因だと思います」とコメントしている。

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