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ベンゲルに“宿敵”モウリーニョがエール「リスペクトしている」「引退しないでほしい」

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2014年10月の対戦ではベンゲルとモウリーニョが衝突

 アーセナルアーセン・ベンゲル監督が今季限りで退任することが20日、発表された。これを受けて、FAカップ準決勝の前日会見に出席したマンチェスター・ユナイテッドジョゼ・モウリーニョ監督が“宿敵”にリスペクトを示している。

「彼の功績は理解している。プレミアリーグ優勝3回、FAカップ優勝7回だけではない。日本、フランスでの成功、彼がフランスのフットボールにもたらしたもの、アーセナルにもたらしたもの。プレミアリーグで優勝を逃した時期もクラブの転換期、スタジアムの移転、その全てが功績だ」

 モウリーニョは名将の功績をそう称賛したうえで、「フットボール界から引退しないでほしい」とエールを送った。2人は長い間しのぎを削り合ったライバル。チェルシー時代からベンゲルと幾度となく衝突し、舌戦を繰り広げてきた。

 記者から「ベンゲルとの間に起こった出来事で後悔していることはあるか」と聞かれたモウリーニョは「後悔云々の話ではない。それは我々と同じサイドにいない人間が頻繁に聞く質問だ。監督でも選手でもなければ我々がリスペクトし合っていることを理解できない。我々は尊敬し合っているよ」と説いた。

「選手は攻撃的な行動、暴言によってイエローカードやレッドカードを受ける。それは監督にも当てはまる。ただ、問題があったような間柄の方が、最終的にはリスペクトし合うと思う」

「力、質、野心のぶつかり合いだが、同じ世界の人間同士だ。互いに尊敬し合い、お互いのキャリアを尊重し合う。後悔云々の話ではないんだ」。ベンゲルとの関係性をそう説明した上で、「過去のことは過去のこと。大事なのは私がベンゲル氏を尊敬していることだ。私は彼のプロとしての姿勢、キャリアをリスペクトする」と敬意を示した。

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