beacon

G大阪が白熱大阪ダービー制し最下位脱出!C大阪の連勝止める

このエントリーをはてなブックマークに追加

G大阪が大阪ダービーを制した

[4.21 J1第9節 G大阪1-0C大阪 吹田S]

 吹田スタジアムで行うリーグ戦では史上3番目の入場者数となった3万5242人を集めた今年最初の大阪ダービー。ガンバ大阪セレッソ大阪の一戦は、1-0でホームのG大阪が勝利した。今季2勝目を挙げたG大阪は、最下位を脱出。C大阪のリーグ戦の連勝は4でストップした。

 ルヴァン杯から中2日となるホームのG大阪は高卒2年目、J1初出場となるMF高江麗央を先発で抜擢。また負傷離脱したFW長沢駿に代わる1トップはFWファン・ウィジョが務め、レヴィー・クルピ監督の古巣戦にもなる一戦に臨んだ。

 一方のACLから中3日となるC大阪。敵地で広州恒大に敗れた一戦は主力を出場させなかったが、この日は日本代表FW杉本健勇やMF山口蛍、FW柿谷曜一朗といった選手をスタメンに並べた。[スタメン&布陣はコチラ]

 前半から気持ちがぶつかり合う激しい試合になった。チャンスを作っていたのはC大阪。開始50秒でMF山村和也がミドルを狙うなど、G大阪ゴールに迫る。同11分には杉本が右サイドに展開。MF水沼宏太がクロスを上げると、フリーの柿谷がヘディングで合わせたが、GK東口順昭がビッグセーブで弾き出した。

 そしてこの直前のプレーでアクシデントが起こっていた。東口が前に出てパンチングで防ぎにいった際に、DF三浦弦太と接触。三浦が倒れている中で、東口は戻ってファインセーブを見せていた。

 東口は治療を試みたが、目元を大きく腫らせて負傷交代。自力でピッチをあとにしたが、W杯に臨む日本代表への影響も心配される負傷交代となってしまった。なお、三浦は治療後にプレー続行。また東口に代わってJ1初出場となるGK林瑞輝がピッチに立った。

 そんなG大阪に前半終了間際、絶好機がやってくる。39分、エリア左に入ったところでファン・ウィジョが仕掛けると、DFマテイ・ヨニッチのファウルを誘う。これで獲得したPKをファンが自ら蹴ると、低い弾道で真ん中に飛んだシュートは同胞GKキム・ジンヒョンも足に当てたが、そのままゴールネットを揺らした。

 1点リードで折り返した後半すぐにもG大阪はビッグチャンスを迎える。後半10分、左サイドからDF藤春廣輝がクロスを送ると、MF藤本淳吾がヘディングで合わせる。しかしシュートはキム・ジンヒョンに弾かれると、右ポストに跳ね返って、キムの胸に収まった。

 球際で激しい攻防を見せる展開に変わりはないが、スコアはこう着したまま。G大阪がリードしたまま終盤戦に向かう。得点の欲しいC大阪は後半32分にベンチスタートだったMF清武弘嗣を投入。対するG大阪も同35分からFW中村敬斗を投入して試合を決めに行く。

 G大阪は後半40分にあった決定機、右サイドから上がったクロスを合わせたファン・ウィジョのダイレクトシュートが左に外れるなど突き放すことは出来なかったが、1-0で逃げ切り勝ち。今季2勝目で勝ち点を7に伸ばすと、名古屋を得失点でかわして最下位を脱出した。

(取材・文 児玉幸洋)
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2018シーズンJリーグ特集ページ

TOP