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G大阪、ダービー勝利の代償…GK東口、“顔面変形”負傷交代にクルピ監督「祈るしかない」

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G大阪GK東口順昭は無念の負傷交代となった

[4.21 J1第9節 G大阪1-0C大阪 吹田S]

 目を覆いたくなるような激しい接触だった。前半11分、ガンバ大阪のGK東口順昭がクリアに行った際に、DF三浦弦太の頭部と顔面を強打。映像を確認する限りでは東口の歯が飛び散っているように見えた。

 しかし東口はすぐに立ち上がると、直後のFW柿谷曜一朗に許した決定的なヘディングシュートを好セーブで弾き出す。負傷退場する際の痛々しい顔面の腫れからは想像できないほどのビッグプレーでチームを救う。

 さらに自身はそのままプレーを続けたかったのか、スタッフや選手になだめられながら退場。この様子に目の前でプレーを見ていたG大阪のゴール裏のサポーターも大拍手で東口を送り出していた。

 気になるのは東口の容態だ。大きく腫れあがった変形した顔から軽症ではないことが伺える。骨折となれば、日本代表として出場を目指すW杯への影響も避けられない。

 試合後の会見でレヴィー・クルピ監督は「心配ですが、ドクターによると目の下を骨折しているのではないかということです」と現状を説明。「明日、検査をしてから詳しく分かると思うので、検査の結果を待ちたい。骨折でないことを祈るしかない」と切ない表情を浮かべた。

(取材・文 児玉幸洋)
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