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[MOM2480]駿台学園MF布施谷翔(3年)_3戦連続2発!「駿台の勢いを上げる」エースが快進撃の中心に

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前半アディショナルタイム、駿台学園高MF布施谷翔がワンツーから同点ゴール

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[4.21 関東高校大会東京都予選準々決勝 駿台学園高 6-3 大森学園高 駒沢2]

 3試合連続2発。10年ぶりの4強入りを果たした駿台学園高の中で、MF布施谷翔(3年)が際立った活躍を見せている。

 いずれも全国出場歴を持つ修徳高、国士舘高から2試合連続2ゴールを決めて勝利に貢献。迎えた準々決勝でも布施谷は前半14分に先制点を奪う。そして2-3と逆転されて迎えた前半アディショナルタイムには寄せの甘いDFを振り切って中央へ持ち込むと、最後は「練習をしていた」ワンツーから右足で同点ゴールを決めた。

 中盤のキーマン、MF吉澤翔吾(3年)が負傷交代した影響によって、前半途中に左SHからボランチへポジションを移していた。だが、リードされた状況で自ら決めに行って奪い取った1点。「流れを持ってくるところじゃないですか。駿台の勢いを上げるために」と自身の役割について語るMFはこの日も2ゴールを決めてチームを逆転勝利へ導いた。

 東京の強豪・ジェファFCからセレクションの雰囲気の良さを感じ、「楽しくできる」駿台学園へ進学。仲の良いチームメートたちとともに自分たちの予想を上回る進撃を見せている。「高望みはせずに一試合一試合大切にしたい」と語る一方、上の舞台に立ちたいという欲も出てきている。

「行ってみたいです」という関東大会まであと1勝。本人はこれまでの活躍について「ラッキー」だったと強調するが、帝京高との準決勝でも再び強敵のゴールネットを揺らすか。エースが得意のドリブル、ラストパス、そしてゴールでチームを関東へ導く。

(取材・文 吉田太郎)

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