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ピュエル体制で岡崎慎司の居場所なし?レスター地元記者「10番で必要なプレーではないだろう」

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岡崎慎司の居場所なし?

 レスター・シティでのFW岡崎慎司の立ち位置は、危うくなっているのかもしれない。地元紙『レスター・マーキュリー』が伝えている。

 9月の段階ですでに公式戦4ゴールを奪うなど、前半戦は好調を維持していた岡崎。しかし、昨年10月にクロード・ピュエル監督が就任すると先発出場の機会が減っていき、負傷の影響もあってレギュラーとは言えない状況となっている。また、指揮官はフォーメーションを4-2-3-1に変更。トップ下の位置で多くの選手を試すようになっている。

 そんな中、『レスター・マーキュリー』のジェームズ・シャープ記者は、「レスターの新しい10番を探せ」と題し、トップ下のポジション争いについて言及。岡崎の状況について以下のように考察している。

「オカザキは(ジェイミー)バーディの最高の相棒だったが、それはレスターがボールを保持しない以前のスタイルでのことだった。オカザキの野心的なアプローチが相手守備陣悩ませているかは、大きな疑問である。ピュエルのもとで、果たしてそのポジションで必要なことなのだろうか」

「10番の役割は、ピュエルのポゼッションスタイルが効果的に働くためには不可欠だ。指揮官は、ボールを保持でき、素早い判断と創造性ある選手を望んでいる。そしてもっとも重要なのは、ボールを前進させることができる選手だ」

 ライバルとなり得るFWケレチ・イヘアナチョは前節のサウサンプトン戦で「最初の30分は良かった」とし、MFデマライ・グレイ、FWフセニ・ディアバテは「もっとスペースを必要とする」と評価。MFリヤド・マフレズは「サイドから切り込み、1対1を好んでいる」とし、トップ下が適正ではないとしている。

 そして、「ピュエルにとって10番は非常に重要だ。夏に新たな選手を獲得するだろう」とし、パリ・サンジェルマンMFハテム・ベン・アルファが獲得候補になっているとした。

 ピュエル監督は先日、今季残りの4試合で、来シーズンのために選手を試すことを示唆している。

「シーズンが終わるまで、様々な選手をプレーさせる。解決策を出す良い機会になるだろう」

「例えば、オカザキのハードワークについて理解しているし、ケレには良いインテンシティとクオリティがある。様子を見てみよう。多くのオプションがある。面白い試みになる」

 レスターの残り4試合の相手は、クリスタル・パレス、ウエスト・ハム、アーセナル(第31節延期分)、トッテナムと、残留争いやUEFAチャンピオンズリーグ出場権を争う強豪チームとの対戦が残っている。

 レスターでの出場機会の少なさもあり、最近では日本代表からも遠ざかっている岡崎。この4試合は、クラブでの生き残り、そしてロシアW杯出場へ向け非常に重要なものとなるのは間違いないだろう。

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