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村井チェアマン「世界でしっかり結果を」理念強調、3クラブのACL敗退は「非常に残念」

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ACLの3クラブ敗退に「非常に残念」と話した村井満チェアマン

 Jリーグの村井満チェアマンが24日、理事会後に行った会見で、Jリーグの3クラブがグループリーグで敗退となったAFCチャンピオンズリーグ(ACL)について言及。「大きく実力差があるわけではないが、すべてにおいて見直さないといけないくらい非常に残念な結果になった」と声を落とした。

 今季のACLには日本からは柏レイソル川崎フロンターレセレッソ大阪鹿島アントラーズの4クラブが参戦。しかしグループリーグを突破したのはH組2位の鹿島のみで、柏と川崎Fは最終節を前に敗退が決まっていた。

 またグループ2位で最終節を迎えたC大阪は、敵地で行った広州恒大戦に完敗して敗退が決定。主力メンバーを帯同させなかったこともあり、海外メディアも問題を取り上げる事態となった。

 ただしこれについてはリーグとの過密日程、さらにACLの賞金(優勝賞金は400万ドル(約4億3500万円))で、強化理念配分金など賞金が跳ね上がったJ1リーグ(優勝賞金は総額約22億円)との優先度を考慮した結果ではないかとの意見も指摘としてある。

 村井チェアマンも、この“賞金”についてに触れる。「総括や分析はこれからになる」とするも、「強化理念配分金そのものが3年をかけて配分されるものですし、短期間で配分金の是非を議論するのは短いと思う」。ただ「Jリーグの理念は日本サッカーの水準の向上が1番目に出てくる。理念強化配分金を受けたクラブは世界でしっかり結果を出してほしいという思いは強くある」と力説した。

(取材・文 児玉幸洋)
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