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28年ぶりスクデットを狙うナポリが優勢?ゾフ氏や伊メディアが指摘する理由とは

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スクデット争いを繰り広げるナポリ

 元イタリア代表GKディーノ・ゾフ氏が、イタリア国営放送『Rai』のラジオ番組『ラディオ・アンキオ・スポルト』に出演し、スクデットの行方を予想した。

 22日に行われたセリエA第34節で、首位ユベントスが2位ナポリとの直接対決で敗れ、リードはわずか1ポイントに縮まった。現役時代、ユベントスやナポリで活躍したゾフ氏は、古巣の2クラブによるスクデット争いについて自身の見解を示した。ゾフ氏は、追いかける側のナポリが優勢であると考える。

「非常に美しい試合ではなく、激闘だった。ナポリはユーベに力を発揮させず、素晴らしかった。ユーベは現在、1ポイントのリードで首位に立つ。ナポリの目の前に(平坦な)高速道路が広がっているとは言えないが、たいてい追いついた方が有利になる。ユベントスは今回の敗戦から立ち直り、ユーベらしいプレーをすることが必須だ。このような敗戦の後は、何らかの問題が発生するので難しい時だと言える」

 またイタリアメディア『メディアセット』も、ナポリに分があると指摘。「順位表では、ユーベはまだ1ポイントのリードを保ち、同ポイントとなった場合も得失点差により優位に立てる。だがリーグ戦の流れはナポリへと向かっている」と綴っている。22日の首位攻防戦により、「勝利したナポリは更なる自信を得た一方、ユーベにはフィジカル面、メンタル面で疲れが目立ち始めた」と続ける。

また熱狂的なサポーターの存在にも注目。「街全体が歓喜し、残りの4試合においてチームのアイドルを鼓舞し、支え続ける」と、1990年以来28年ぶりとなるスクデット獲得を後押しすると予想した。

さらにカレンダーもマウリツィオ・サッリ監督に味方している。マッシミリアーノ・アッレグリ率いるユーベは、強豪ローマおよびインテルとアウェーでの対決に挑まなければならない。敵地でフィオレンティーナおよびサンプドリアとの対戦を控えるナポリより厳しい戦いになることが予想される。スクデット争いの行方は注目されるところだ。

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