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名古屋は1点返すも泥沼7連敗…石毛の抑えの効いたミドル弾などで清水が7戦ぶり白星

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先制点を決めたFW北川航也

[4.25 J1第10節 名古屋1-3清水 パロ瑞穂]

 J1リーグは25日、第10節を行った。パロマ瑞穂スタジアムでは名古屋グランパス清水エスパルスが対戦し、3-1で清水が勝利した。

 21日の前節・神戸戦を0-3で落とし、6連敗で最下位に転落した名古屋。その試合から4人を変更し、DFホーシャとMF和泉竜司、MF内田健太、FW佐藤寿人をスタメンで起用した。対する清水は前節・FC東京に敗れ、3連敗。スタメンを1人入れ替え、DF立田悠悟に代えてDF飯田貴敬を起用した。

 清水は前半8分、PA手前でMF河井陽介がボールを奪い、そのままスルーパス。これに反応したFW北川航也が右足でゴールネットを揺らしたが、オフサイドにより得点は認められなかった。対する名古屋は13分、PA左手前から内田が左足シュート。36分には、自陣のホーシャのロングパスからPA内のFWガブリエル・シャビエルが後方に落とし、佐藤が左足で狙ったが枠を大きく外れた。

 一進一退の攻防が続いたが、スコアは前半終了間際に動いた。清水は前半44分、河井がドリブルで中央を駆け上がり、前線の動き出しに合わせてスルーパス。PA右で受けた北川が対峙したホーシャをかわして左足を振り抜くと、ゴール左に突き刺さり、清水が先制して前半は終了した。

 1点ビハインドの名古屋は後半頭から佐藤に代え、FWジョーを投入。後半開始からジョーにボールを集め、リズムよく攻撃を仕掛けると、8分にくさびのパスを受けたジョーがPA左へ送り、和泉が反転から左足を振り抜く。14分には、右サイドからMF長谷川アーリアジャスールがクロスを供給し、ジョーを越えてDF櫛引一紀が右足ボレーを放つが、枠を捉えることができなかった。

 後半は名古屋に押し込まれる時間が続いたが、清水がワンチャンスをいかして追加点を奪う。25分、PA中央でボールを受けたFWクリスランはシュートを打てず、後方に落とす。北川もパスコースを探してさらに後ろにパスを出すと、MF石毛秀樹が右足を一閃。地を這うような鋭いシュートがゴール左隅に吸い込まれ、2-0とリードを広げた。

 名古屋は後半25分、内田に代えてMF秋山陽介を投入。さらに36分には、和泉に代えてFW押谷祐樹が入る。すると、37分にシャビエルが左CKから左足でゴール前に蹴り込むと、ホーシャがダイビングヘッドを突き刺し、1-2。1点差に詰め寄った。

 しかし、名古屋の反撃もここまで。清水が後半42分、左サイドからFWミッチェル・デュークがクロスを供給し、FW鄭大世が冷静に横へ叩いてMF金子翔太がダメ押し。3-1で清水が連敗を3で止め、7試合ぶりの白星を飾った。一方の名古屋は泥沼の7連敗となった。

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