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GKは見送るだけ…ポドルスキが「裏をかいた」芸術アシスト

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技ありのアシストを見せたMFルーカス・ポドルスキ

[4.25 J1第10節 鹿島1-1神戸 カシマ]

 元ドイツ代表FWの背番号10が技ありのアシストを見せた。ヴィッセル神戸は前半34分、右サイドでボールをキープしたFW渡邉千真からMF藤田直之を経由してPA左手前でフリーのMFルーカス・ポドルスキがボールを受け、シュートモーションに入る。慌ててDF植田直通が最終ラインを飛び出してプレッシャーをかけるが、ポドルスキは左足でフワリと浮かした山なりのクロスを選択。斜めの動きで走り込んだFW三田啓貴がDF小田逸稀の背後を取り、ヘディングシュートを流し込んだ。

 完全にタイミングをずらされたGKクォン・スンテはボールを見送ることしかできなかった。「難しいボールだったと思うが、よく合わせてくれた」。そう三田を称えたポドルスキは「右からボールが来て、シュートポジションとしてはいい形だったが、みんながそう思ったと思う。そこで(三田の)いい走り出しがあったので、裏をかいて縦に入れた」と、してやったりの表情だった。

 試合全体としては鹿島に押し込まれる時間が長く、シュート数も5本対10本という苦しい展開だった。後半10分に追いつかれ、1-1ドロー。連勝も2で止まったが、「アウェーの難しい試合で勝ち点1を取れたのは良かった」と、劣勢の中での引き分けという結果を前向きに捉えた。

(取材・文 西山紘平)

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