日本代表監督を解任されたバヒド・ハリルホジッチ氏が27日、都内の日本記者クラブで会見した。

　日本サッカー協会の田嶋幸三会長は今月9日、ハリルホジッチ前監督との契約を解除したことを発表。田嶋会長が自らフランスを訪れ、今月7日にパリ市内のホテルで直接解任を通告した。

　当時の状況についてハリルホジッチ氏は「4月7日のことだった。会長からパリに呼び出しがあり、私は何のことか分からずホテルに出向いた」と説明。その場で解任を通告され、「最初はジョークだろと思った。1分経って、会長に『なぜかおっしゃってもらえますか』と伺った」という。

　会長の回答は「コミュニケーション不足」というもので、「私はそこでもっと怒りというものが沸き立ってきた」と振り返り、「どの選手と?」と聞くと、「『全般的に』という答えで、そこから5分で出た。私はいったい何が起こったのか分からなかった」と不満を示した。

「疑問に思っているのは、だれとのコミュニケーションだったのか。選手からはたくさんの励ましのメッセージをもらった」。そう疑問を呈し、解任後、選手やスタッフから送られてきたメッセージを読み上げた。

(取材・文　西山紘平)

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