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名古屋、ジョーら個の力で得点も守備崩壊で泥沼8連敗…FC東京3連勝で2位キープ

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FW永井謙佑に“恩返し弾”を決められ、名古屋の連敗は8に伸びた

[4.28 J1第11節 FC東京3-2名古屋 味スタ]

 名古屋グランパスの状態が深刻だ。敵地でFC東京と対戦した名古屋だが、2-3で敗戦。これでリーグ戦は8連敗。8連敗中6試合で3失点と守備が崩壊。連敗は94年のクラブワースト記録にあと1に迫ることになった。一方のFC東京は3連勝で勝ち点を22に伸ばし、2位をキープした。

 過密日程の中で行われているリーグ戦。ともに中2日で迎える一戦だ。FC東京は前節からスタメン2人(DF太田宏介、MF田邉草民)、名古屋はスタメン3人(DF秋山陽介、MF青木亮太、FWジョー)を変更した。[スタメン&布陣はコチラ]

 常にFC東京が先行する展開となった。まずは前半20分のFKで作った混戦でFWディエゴ・オリヴェイラがDFホーシャにファウルを受けてPKを獲得。これをD・オリヴェイラ自らがコロコロPKで沈め、先制点を奪う。

 前半32分にFWガブリエル・シャビエルのFKをFWジョーに頭で押し込まれ同点とされるが、同38分、太田のロングパスでFW永井謙佑が裏を取る。前に出たGKランゲラックに先に触られるが、中途半端なクリアボールを繋いでMF橋本拳人のクロスを永井が何なく“恩返し弾”を蹴り込み、再びリードを奪うことに成功した。

 守備の立て直しを図るべく、名古屋は後半からDF菅原由勢に代えてMF小林裕紀を投入。4バックに変更して安定化を目指す。しかし後半開始1分も経たない時間帯、永井のニアへの鋭いクロスをD・オリヴェイラに合わされ、FC東京のリードはさらに広がった。

 名古屋には個の力に頼るしかないのか。後半18分に再びG・シャビエルのFKから今度はホーシャが頭で合わせて、1点差に詰め寄る。しかし終盤はFWジョーにロングボールを入れる作戦にも出るが、攻撃にそれ以上のバリエーションがなく、スコアが動くことはなかった。

(取材・文 児玉幸洋)
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