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原口&宇佐美の日本代表コンビが快挙!! デュッセルドルフ、敵地勝利でブンデス1部昇格決定

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1部昇格を果たしたデュッセルドルフ

[4.28 ブンデスリーガ2部第32節 ディナモ・ドレスデン1-2デュッセルドルフ]

 ブンデスリーガ2部は28日、第32節を各地で行い、FW原口元気とFW宇佐美貴史所属のデュッセルドルフが敵地でディナモ・ドレスデンと対戦した。日本人2人が両ウイングで先発し、2-1で勝利。2試合を残して3位との勝ち点差が7以上となったため、2012-13シーズン以来の1部昇格が決まった。

 試合は前半9分、さっそく動いた。デュッセルドルフは右サイドをMFマルセル・ソボトカが駆け上がり、斜めのパスを配給。受け取ったMFフロリアン・ノイハウスがPA際まで持ち上がると、勢い良く左足を振り抜いた。ボールはゴール左隅に突き刺さり、昇格に向けて大きく前進する先制点が入った。

 その後は相手にボールを持たれる時間帯もあったが、宇佐美と原口を含む3トップのカウンターは迫力十分。宇佐美のミドルシュートが相手DFに当たったり、GKに阻まれたりする場面も。両サイドから何度も配給したクロスは通らず、前半は1点リードで終えた。

 後半はD・ドレスデンがやや優勢を保った。後半9分には大チャンス。サイドチェンジを受けたMFエリッヒ・ベルコがPA内にしかけると、クロスに反応したFWパスカル・テストロエットがシュート。ボールは右ゴールポストを豪快に叩き、デュッセルドルフにとっては命拾いとなった。

 だが後半18分、D・ドレスデンがカウンターから同点ゴールを奪う。宇佐美の左CKを起点とした攻撃がクリアされると、MFハリス・デュリェビッチが一気に抜け出す。すさまじいスピードでPA内に走り込み、右にスルーパスを送ると、FWムサ・コネがGKに当てながらゴールに流し込んだ。

 このままでは今節での昇格を決めることができないデュッセルドルフは後半29分、ゴールから約40m離れた位置からのFKをDFニコ・ギーベルマンが蹴り込み、フリーでMFカーン・アヤンが頭で合わせたが枠外。勝ち越しのビッグチャンスを逃した。

 D・ドレスデンは後半32分、フリーで抜け出したコネがループシュートを放つも大きく上へ。デュッセルドルフは同33分、原口に代わってFWベニト・ラマンを投入。同35分には宇佐美のミドルがゴールマウスを外れた。

 そろそろ引き分けが見えてきた後半45分、デュッセルドルフがスーパーゴールで道を開く。少ないチャンスを生かしてノイハウスが敵陣でボールを受け、FWロウベン・ヘニングスにパス。ここまで12ゴールのアタッカーがPA外で前を向き、豪快に左足を振り抜くと、シュート回転したボールがゴール左隅に突き刺さった。

 後半アディショナルタイム、最後の交代カードで宇佐美もピッチを退き、時間を稼ぐ。最後までD・ドレスデンにチャンスをつくられ、PA内で危険な場面は何度もあった。しかし、そこで長いホイッスル。耐え抜いたデュッセルドルフが競り勝ち、待ちに待ったの1部昇格を決めた。

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