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降格危機HSVの救世主へ…伊藤達哉、PK獲得&初アシストも「内容より勝利が大事」

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伊藤達哉が勝利に貢献

 ハンブルガーSVの“奇跡の逆転残留”に向け、20歳FW伊藤達哉が異彩を放っている。

 勝ち点25で降格圏17位に沈むHSVは28日、ブンデスリーガ第32節で14位・ボルフスブルク(勝ち点30)と対戦した。DF酒井高徳と共にスタメンに名を連ねた伊藤は、前半42分にPA右へ仕掛けると、相手に倒されてPKを獲得。先制点を演出した。さらにアディショナルタイム1分、PA左角付近から右足でクロスを供給し、MFルイス・ホルトビーの追加点をアシスト。3-1の勝利に大きく貢献した。

 HSVはこれで2連勝。2試合を残して残留圏内15位に順位を下げたボルフスブルクとの勝ち点差を『2』とした。ブンデス初アシストを記録した伊藤は、「内容より勝ちが大事なのは百も承知。僕がいかに良い形で突破するかより、僕のところから1点でも多く作り出すことを考えている。それが結果につながったのは良かった」と、自身の結果よりもチームの勝利を喜んだ。

 また、伊藤はU-21チーム時代からの恩師であるクリスティアン・ティッツ監督との仕事にやりやすさを感じているという。低迷するHSVは、1月に就任したばかりのベルント・ホラーバッハ氏を先月解任。ティッツ監督が内部昇格していた。

「王様じゃないけど、戦術の大事な部分を担わせてもらっているという実感はある。僕がのびのびプレーすることがチームにとって良いことというのは、最近自分でも感じている。今日は結果でチームに恩返し、還元できて良かった」と語り、恩師とのHSVの1部残留に闘志を燃やした。

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