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明治大が開幕3連勝、国士舘大を被シュート1本に封じる…次戦“明早戦”に気合

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MF小野雅史のミドルによる得点を守り抜いて明治大が開幕3連勝

[4.29 関東大学L1部 明治大1-0国士舘大 味フィ西]

 29日、関東大学リーグ1部の第3節が行われ、明治大国士舘大に1-0で勝利した。明治大は開幕3連勝。国士舘大は2連敗で1部復帰初勝利はお預けとなった。

 序盤から試合の主導権を握っていた明治大に先制点が生まれたのは前半32分、中央ミドルレンジでボールを持ったMF小野雅史(4年=大宮ユース)が左足を一閃。「これで入らなかったらというくらいの手ごたえだった」と語る背番号10の弾丸シュートがゴールに突き刺さった。

 後半は守勢に回る時間帯もあったが、それでも相手に打たれたシュートは、FW高橋利樹(3年=埼玉栄高)に許した1本のみ。ブレイク期間は守備の修正に時間を当てたと話した栗田大輔監督は「失点ゼロはよかった」と頬を緩めた。

 MF和泉竜司(名古屋)が主将を務めた3年前の15シーズン以来の開幕3連勝。ただその時は3連勝のあと7戦未勝利が続いただけに、同じ轍は踏みたくない。

 次戦、5月3日の対戦は早稲田大戦となる。昨年は早稲田大が2部にいたため、リーグ戦の“明早戦”は2年ぶりとなる。早稲田大も開幕3連勝。好スタートを切ったチーム同士の火花を散らす決戦になりそうだ。

 選手たちも“明早戦”は特別な一戦と気を引き締める。1年生の時に独特な雰囲気を感じ取ったというDF森下龍矢(3年=磐田U-18)は「自分の中でも明治って凄いなと本当に感じた試合だった。だから普段の試合と気持ちは全然違う。ラグビーとかも明早戦はすごく有名なんですけど、明早戦に勝つと明治大の新聞にデカく載る。サッカー部も勝ったぞというのを見せたい」と気合十分に話した。

(取材・文 児玉幸洋)
●第92回関東大学L特集

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