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[プレミアリーグWEST]広島ユースの「エンジン」MF松本大弥が進化。ここぞの場面で強い選手に

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サンフレッチェ広島ユースMFMF松本大弥は攻守において存在感

[4.29 高円宮杯プレミアリーグWEST第4節 阪南大高 0-3 広島ユース 阪南大高G]

 高校年代最高峰のリーグ戦、高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグ2018 WESTは28日と29日に第4節を実施。阪南大高(大阪)とサンフレッチェ広島ユース(広島)の一戦は、MF影山兼三(2年)の先制点を皮切りに、3得点を奪った広島が3-0で勝利した。

 ボランチながらも、第2節のガンバ大阪ユース(大阪)から毎試合ゴールをマーク中。「チームのエンジン」と沢田謙太郎監督が評する広島ユースのMF松本大弥(3年)の勢いは、この日も止まらない。

 前半3分にDF鈴直樹(3年)のロングフィードから影山が先制点をマークし、幸先の良いスタートを切った広島ユースだが、以降は松本が「相手が引いてきたので、どうやって攻めれば良いか分からなかった」と振り返ったように、後方にブロックを敷いた阪南大高に苦戦。不用意なパスミスからカウンターを受ける場面も見られた。

 ただ、「ボランチが要所を締めてくれた」と沢田監督が称えたように、ピンチになりそうになっても松本がいる。マッチアップする機会が多かった阪南大高のMF北村隼(2年)が、「僕らがボールを獲ってからの潰しが速かった」と舌を巻いたように、ボールを奪われると同時に素早く攻守を切り替え、カウンターを阻止。肉弾戦になっても、「バトルの部分は自分の好きなプレー。相手を潰すのは、今年の目標にもしている」と話すように、力強さを発揮し、相手に決定機を与えず試合を折り返した。

 後半からは前からボールを奪いに来た相手を上手くかわし、落ち着いたボール回しで試合のペースを掴むと、2分に右CKを獲得。ニアに入ったボールを松本が頭で合わせて、阪南大高を突き離した。松本がCKからヘディング弾を決めたのは、前節の名古屋グランパスU-18(愛知)戦に続き、2試合連続で、「練習でもセットプレーは重視しているので、こうやって結果が出るのは、非常に良かった」。以降も、集中力と運動量を切らさず、危ない場面は31分のFW和田育(3年)の飛び出しのみ。逆に36分、MF大堀亮之介(3年)がダメ押しとなる一撃を叩き込んだ広島ユースが3-0で快勝した。

 攻守で存在感を示すだけでなく、主将としてリーダーシップも発揮する松本の原動力は、トップチームでの経験だ。コンスタントにトップチームの練習に参加する今季は、ルヴァンカップの3試合でベンチ入りを経験。プロデビューはまだ果たしていないが、「守備での粘りなら、稲垣(祥)選手が凄いし、青山(敏弘)選手もキック精度がお手本になる。トップチームは質が高くて、足りないと感じることが多い。課題を見つけて、ユースで練習できるので、レベルアップできていると思う」と着実にステップアップを果たしている。

「自分たちの世代には、もう活躍している選手がいっぱいいるので、早く自分もトップに出たい。そのためには、結果を残す必要があるので、まずはユースで結果を残したい」という気持ちも成長を後押ししており、沢田監督も「プロでやりたいという想いが強くなって、球際の所で負けなくなった。人一倍、強く当たってる。今日も点を獲ったけど、ここぞという場面に強くなったと思う」と目を細める。目標であるプレミアリーグの頂点とプロデビューを目指す松本のプレーは、これからもより力強さを増していくはずだ。

(取材・文 森田将義)
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