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マインツ武藤、先発復帰でさっそく大活躍! 3発完封“上位食い”で残留争い一歩リード

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先制点が決まって喜ぶマインツFW武藤嘉紀

[4.29 ブンデスリーガ第32節 マインツ3-0ライプツィヒ]

 ブンデスリーガは29日、第32節3日目を行い、FW武藤嘉紀所属のマインツライプツィヒと対戦した。試合前の時点では、入れ替え戦プレーオフに進む16位。上位チームを相手に3-0で勝利し、残留争いから抜け出す14位に浮上した。

 筋肉系を負傷を抱えていた武藤は、前節のアウクスブルク戦(●0-2)で1か月ぶりに実戦復帰を果たした。この日は、3月3日に行われた第25節ハンブルガーSV戦以来、約2か月ぶりの先発出場。これまでと同じ1トップのポジションに入った。

 試合は前半10分、ライプツィヒにビッグチャンスが訪れる。マインツのビルドアップに激しいプレスをかけると、この日がデビュー戦となったMFリドル・バクがバックパスをミス。ボールを拾ったMFアデモラ・ルックマンが横パスを送り、FWユスフ・ポウルセンが合わせたが、ボールは枠を外れた。

 命拾いしたマインツだったが、前半11分にも大ピンチ。中盤でボールを持ったルックマンが前を向くと、相手の最終ライン裏にスルーパスを配給。FWティモ・ベルナーがフリーで抜け出し、GKレネー・アドラーをかわしたが、シュートはDFアレクサンダー・ハックがスライディングでブロックした。

 前半17分には武藤が決定機に絡んだ。敵陣PA内での競り合いをMFジャン・フィリップ・グバミンが頭で落とし、武藤がPA左でボールを受ける。だが、シュートモーションに入ったところでMFシュテファン・イルザンカーがチャージ。武藤は倒されたが、ホイッスルは鳴らず、チームメートが主審に猛抗議を行った。

 だが前半28分、マインツが武藤のプレーから先制点を奪った。PA際でディアロからの斜めのパスを受け、ピタリとトラップで収めてトリッキーなクイックターン。素早く前を向いてしかけると、ウパメカノに倒されてPKを獲得した。これをFWパブロ・デ・ブラシスが、GKペーテル・グラーチに触れられながらも流し込んだ。

 武藤は前半37分にもチャンス。敵陣でウパメカノからボールを奪い、右サイドを突破してゴール前にパス。グバミンが走り込んだコースに通そうとしたが、ウパメカノがスライディングでクリアした。同アディショナルタイムには、リバプール移籍が決まっているライプツィヒMFナビ・ケイタの攻撃を受けたが、無事に難を逃れた。

 マインツは後半7分、ビデオ判定をめぐったピンチが訪れる。自陣PA内で空中戦を競り合った際、DFシュテファン・ベルがポウルセンにヒジ打ちをしたとして、ビデオ・アシスタント・レフェリーが介入した。だが、慎重な審議の末、ドロップボールで試合再開。ベルは1枚イエローカードを受けていたため、あわや数的不利かという場面だったが、命拾いとなった。

 以降はライプツィヒが人数をかけて攻め込むが、マインツもカウンターで見せ場をつくる。後半30分、デ・ブラシスの中盤でのボール奪取から右サイドをMFゲリット・ホルトマンが突破。アーリークロスに武藤が反応したが、わずかにラインを出ていたとして、オフサイドに終わった。

 その後はライプツィヒが一方的に押し込む展開は続いたが、シーズン中盤に複数失点が常態化していたのが嘘のように、マインツ守備陣が徹底的に持ちこたえる。すると後半40分、大きな追加点が入った。左サイドをグバミンが抜け出すと、クロスを武藤がそらし、フリーで詰めたのはMFアレクサンドル・マキシム。左足で落ち着いて流し込み、リードを2点に広げた。

 マインツはさらに後半アディショナルタイム、カウンターから抜け出したバクがブンデス初ゴールを奪う。試合はそのまま終わり、6位のライプツィヒ相手に3-0の完勝。先制点につながるPKを獲得し、追加点をアシストした武藤の活躍で、第30節のフライブルク戦以来、2試合ぶりの白星をおさめ、1部残留に向けて大きく前進した。

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