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[関東]法政大の高校選手権優勝コンビが大学リーグ戦デビュー!ただ…田部井は手術で離脱へ

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大学リーグでデビューしたMF田部井涼とMF飯島陸

 今年1月の全国高校選手権で優勝した前橋育英高から法政大に入学したMF田部井涼とMF飯島陸が、関東大学リーグ戦デビューを飾った。

 29日の東京国際大戦で田部井が先発。「先輩たちのおかげで緊張はなかった」という田部井だが、同点の後半15分に途中交代。「ポジショニングが寄りすぎていたり、逆に離れすぎたりしていて、ちょうどいいポジショニングがとれていなかった」と本人も振り返る通り、不本意なデビュー戦となってしまった。

 また田部井はこの後、以前より脱臼に悩まされていた箇所の手術を行う予定だという。早くても復帰は夏場以降、おそらく後期リーグ戦となりそうだが、「それまで土台作りに励みたい。筋力系のところが、(自分とほかの選手の)一番の差だと思うので、焦らずに、復帰後に活躍できるようにしたい」と意欲的に話した。

 期待が大きいからこそ、長山一也監督の評価も厳しくなる。「正直物足りなさはある」と素直な感想を語ると、「経験を次につなげていければ。代わりに入った選手(MF大西遼太郎)のプレーを見て、本人も気づいた部分があるのではないかと思う。肌で感じたことをリハビリ中のモチベーションにしてほしい」と話した。

 飯島は後半37分からFW上田綺世に代わって途中出場。入ってすぐにGKと1対1の場面を作るなど、見せ場を作った。「惜しいシーンがあったのに、点をとれなかったのが残念」とした飯島は、「高校のときは出してもらっていた、最後のところでのスルーパスをまだ出してもらえていない。遠慮しがちなところがあるので、要求していかないと。あとは点にこだわっていくことと、体の強さがもっとあればと思います」と更なるレベルアップを誓っていた。

(取材協力 飯嶋玲子)
●第92回関東大学L特集

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