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[Rookie League]万能型の新潟MFが目標。矢板中央MF三河は高い目標持って3年間に挑戦

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矢板中央高の司令塔、MF三河和矢

[4.29 Rookie League AGroup第1節 帝京三高 1-0 矢板中央高 時之栖うさぎ島3]

 矢板中央高は16年、17年ともにRookie League A Groupで3位に入り、16年にはプレーオフを勝ち上がってU-16全国ルーキーリーグ交流大会に出場。今年も全国出場を狙うが、黒星スタートとなった。

 司令塔のMF三河和矢(1年)は「入りは良かったんですけれども、自分たちの流れが悪い時に失点してしまったので、(今後は)チームが良い流れでも、悪い流れでもチーム全員で声を掛け合ってやっていきたいと思っています」と引き締めていた。

 帝京三戦では前半、レフティーの右MF小川心(1年)が起点となってチャンスメーク。後半は「前半なかなかボールを収められていなかった。しっかりボールを収めてスピーディーにさばくことを意識していました」という三河が、テンポの良いボールさばきから長短のパスを繰り出して攻撃の中心になった。

 185cmの大型MF新倉礼偉(1年)らのサポートを受ける形で三河がボールに触れる回数を増加。押し込む時間帯を増やし、クロスや縦パスなどから相手にプレッシャーをかけ続けたが、1点を奪うことができなかった。

 179cmの長身ボランチ・三河は目標の存在として市立船橋高の16年インターハイ優勝に貢献し、新潟で開幕スタメンを飾ったMF原輝綺の名を挙げる。「CBも、ボランチもどこのポジションをやってもクオリティが高いプレーができるから」。将来の目標はプロ。U-21日本代表にも選出されているハイスペック・原のようなMFになってプロ入りすることを目指すMFは、矢板中央のAチーム昇格、レギュラー奪取……と満足することなく階段を登り続けていくつもりだ。

(取材・文 吉田太郎)
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