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[Rookie League]ゴールハンターの先輩たちに憧れて桐光学園へ進学。走れる185cmFW庄司が2試合連続2発

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桐光学園高のFW庄司朗(中央)は2試合連続2得点の活躍

[4.30 Rookie League B Group第2節 桐光学園高 7-0 韮崎高 時之栖うさぎ島4]

 桐光学園高(神奈川)は30日、「2018 Rookie League」B Group第2節で韮崎高(山梨)に7-0で快勝。4-0で勝利した前橋商高(群馬)との初戦(29日)に続き、開幕2連勝を飾った。

 韮崎戦では前半5分に新井光の左CKからMF奈良坂巧が豪快なヘディングシュートを決めて先制すると、その後はCB荒井ジュリアン海都やCB國島康介らが後方から正確にパスを繋いでボールを保持し続ける。

 そしてサイドから仕掛ける桐光学園は18分に相手ハンドで得たPKをMF栗原祥太が右足で決めて2-0。さらに22分にも新井が巧みな切り返しから上げた左クロスを前日2ゴールのFW庄司朗が頭で叩き込んで3点目を奪った。

 29分にも奈良坂が加点すると、後半には庄司のゴールと交代出場のFW西川雄太の2ゴールによって7-0で快勝。 2試合で計11得点、無失点と結果を残す2日間となった。

 特にFW庄司は2試合連続で2ゴールの活躍。韮崎戦では185cmの高さを活かしたヘディングシュートを決め、得意のポストプレーも発揮していた。加えて、久保昌成コーチが「(あのサイズで)走れるんですよ」と説明するように、長距離走を得意とするFWは試合を通して前線でハードワークできる武器も兼備。初戦ではハイプレスでボールを奪ってからのゴールも決めている。

 千葉のJSC CHIBAから桐光学園へ進学したのには理由がある。プリンスリーグ関東の戦いを見て、チームの一体感を感じたこと。そして身近に優れたゴールハンターがいることだ。「(桐光学園にはOBの磐田FW)小川航基くんとか(現2年生のFW)西川潤くんとか、うまい先輩がたくさんいるので、その人達にも負けないくらい点を獲れる選手になりたい」と意気込んでいる。

 すでにプリンスリーグ関東の出場を果たしている期待のストライカー。小川や西川のように1年時からチームの主軸になっていくことができるか。技術面、動きのしなやかさなどこれから向上させていくこと。「ルーキーリーグは、まずBリーグで優勝して1部(Aリーグ)に上げることと、自分も得点を多く獲れるようにしたい。(西川)潤くんとか苦しそうな試合でもしっかりと決めたりしている。自分も決められるように」という大型ストライカーは、上のステージで大暴れするために今はゴールでアピールをし続ける。

(取材・文 吉田太郎)
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