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[Rookie League]好守連発のCB嶋田ら強敵に食い下がった暁星、厳しいリーグ戦を先に繋げる

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暁星高CB嶋田剛也は最終ラインで好守を見せ続けた

[4.30 Rookie League B Group第2節 暁星高 0-4 佐野日大高 時之栖うさぎ島4]

 勝ち点1を奪って、その先のステージに繋げる。暁星高(東京)は「2018 Rookie League」B Group第2節で佐野日大高(栃木)と対戦。相手の縦への速い攻撃、ロングスローなどに押し込まれる展開だった。だが、CB嶋田剛也がDFライン背後へ抜けてくるボールを読み切って対応し、クロスに対しても空中姿勢を崩さずにクリアして見せるなど目立つプレーで相手の攻撃を凌いでいたのをはじめ、GK前澤直城やCB小澤慶洋ら後方の選手たちが集中力を切らさずにゴールを守っていく。

 そして、前線で良くボールを収めていたFW木村尚貴やMF増田鷹志を軸に反撃。マークの空いた選手を上手く活用しながらボールを動かし、攻め返していた。結果は後半17分に退場者を出し、そこから3点を奪われて0-4で敗戦。だが、前日に喫した大敗から前進して見せた。

 中高一貫進学校の暁星はメンバー全員が暁星中出身。限られた戦力の中での戦いだが、3年間かけて成長し、インターハイ予選や選手権予選では東京の上位へ食い込むほどまでの力をつけてくる。

 だからこそ、嶋田は「(Rookie Leagueでは)基本的に技術の差は他と比べてあるのでそこをどうカバーしていくか、みんなと少しずつやっていきたい。中学の頃からやってきているので、みんな(3年間の)ビジョンをちゃんと見えていると思う」と語る。

 目標は選手権での全国出場。そのために、全国クラスの強豪と対戦するRookie Leagueでは「勝ち点を最近獲れていないので勝ち点を獲りたいですね。(個人的には) 1対1の強さとか、ドリブルを得意としている相手とか、スピードを得意としている相手とかにどう対処していくか学びたい」と強豪に対抗してしっかりと結果を残すこと、そして成長の場にしたい考えを口にした。「何としても出たい」という選手権のために、進学校の選手たちも諦めずにRookie Leagueを含めた3年間でコツコツと力を磨いていく。

(取材・文 吉田太郎)
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