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広島がヤン・ヨンソンへ恩返し…パトリック&柏弾で清水撃破、12戦終えて2桁勝利到達

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先制点を決めたパトリック

[5.2 J1第12節 広島2-0清水 Eスタ]

 J1リーグは2日、第12節を行った。エディオンスタジアム広島ではサンフレッチェ広島清水エスパルスが対戦し、2-0で広島が勝利した。

 9勝1分1敗で首位に立つ広島は、28日の長崎戦(2-0)から1枚の変更にとどめ、FW渡大生に代えてFW工藤壮人を起用した。対する7位(4勝3分4敗)の清水は、前節・柏戦(2-1)から2人を入れ替え、MF白崎凌兵とFW鄭大世に代え、MF石毛秀樹とFWクリスランがスタメンに入った。

 昨季、低迷したチームを立て直して残留へ導いたヤン・ヨンソン監督率いる清水をホームに迎えた広島。前半4分、MF柴崎晃誠が左CKからゴール前に蹴り込むと、ニアのDF野上結貴が後方へそらし、DF佐々木翔がヘディングシュートを放つが、枠を外れてしまう。対する清水は13分、スリッピーなピッチをいかし、PA右手前からDF飯田貴敬が低い弾道のシュートを放つ。しかし、GK林卓人に止められてしまった。

 試合が動いたのは前半17分だった。広島はMF青山敏弘のスルーパスに反応した柴崎がPA右からシュート性のクロスを供給。GK六反勇治が弾いたボールが、ゴール前に走り込んでいたFWパトリックに当たってゴールに吸い込まれた。パトリックはホーム3試合連続ゴールとなった。さらに広島は21分、右CKの流れから柴崎がマイナスへ折り返し、PA中央の野上が右足シュート。枠を捉えていたが、GK六反を弾かれ、右ポストを叩いた。

 広島は後半11分、左サイドでボールを受けたMF柏好文がドリブルでカットインし、PA左手前から右足を振り抜く。美しい弧を描いたシュートがゴール右上に突き刺さり、2-0。広島がリードを広げた。直後の12分に互いに交代カードを使い、清水はMF石毛秀樹をMF村田和哉に、広島は工藤をFWティーラシンに代えた。さらに広島は14分にDF水本裕貴に代えてMF吉野恭平を入れている。

 敵陣でパスをつなぐ広島は、後半20分にティーラシンがミドルシュートを放つなど、追加点を狙いに行く。2点ビハインドの清水は20分、この日23歳バースデーのMF金子翔太を下げて鄭大世を送り込む。32分には、北川をMF白崎凌兵に代えると、43分に決定機が訪れる。センターサークル付近からMF竹内涼がスルスルとドリブルで突破し、PA右手前からGKとDFの間へ絶妙なクロスを供給。鄭大世が合わせたが、わずかに枠を外れた。

 試合はそのまま2-0で広島が勝利。2連勝を飾り、今季10勝目とした。一方の清水は連勝が2でストップし、3試合ぶりの黒星となった。

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