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「今日は許してほしいです」 町田MF吉濱遼平が2年半ぶりゴール、その間には長期離脱も…

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2ゴールを挙げた町田MF吉濱遼平

[5.3 J2第12節 東京V 1-4 町田 味スタ]

 FC町田ゼルビア加入2年目のMF吉濱遼平が移籍後初ゴールを含む2得点を挙げ、チームの連敗を『3』でストップさせた。勝利を決定づける2点目の後には、「とっさに出た」というゴールパフォーマンスも披露。チームメートには「イジられました」とのことだが、「今日は許してほしいです」と笑みをこぼした。

 いずれのゴールもワンタッチで勝負を決めた。1点目は失点直後の前半17分、左サイドを攻め上がったFW中島裕希のドリブルに反応した。「付いて行ったらこぼれてきた」(吉濱)ところから、ワンタッチで相手DFを抜き去り、フリーの状態から左足で流し込んだ。

 そして後半13分には、リードを2点に広げる2点目を奪った。左サイドを駆け上がったDF奥山政幸のパスを受け、左足アウトサイドで絶妙なトラップ。相手のディフェンス脇を真っ向から破り、落ち着いて左足で決めた。「どっちもファーストタッチで決まったかなと思います」と高いスキルが生きた得点だった。

 昨季開始前に町田へ加入していた吉濱だが、この日がうれしい加入後初ゴール。最後の得点は群馬時代の2015年10月18日、2年半ぶりの得点となった。吉濱はその年の最終節、右膝前十字靭帯断裂の大怪我を負い、8か月にわたる長期離脱を経験。「復活してからも初めてのゴールだったので、だいぶ気持ち良かったです」。得点後にはゴール裏に駆けつけたサポーターの前で、しばらく両耳に手を当てるポーズをとっていたが、その声援は格別なものだったようだ。

 もっとも、このゴールデンウィーク連戦では感慨に浸る間もなく、たった3日後に次節横浜FC戦がやってくる。「点を取ったからと調子に乗らずにやり続ければ、その先にゴールとアシストがある」とあらためて気を引き締めた吉濱。「町田はハードワークするチームなので、みんなで声を掛け合いながら続けていく」と変わらぬ努力を誓った。

(取材・文 竹内達也)

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