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72歳の老賢人に幕は降り…ハインケス、CL4回目で初めてファイナル進出ならず

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ユップ・ハインケス監督は初めてCLで決勝進出を逃した

 1日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)の準決勝第2戦でバイエルンはレアル・マドリーと対戦。1-2で敗れた第1戦から逆転を狙ったが、2-2のドローに終わった。

 3度目の欧州CL制覇を狙うユップ・ハインケス監督だったが、決勝まであと一歩のところで敗戦。クラブ公式サイトによると、72歳の老将は「これが最後だ。もうチャンピオンズリーグの試合で私が監督の椅子に座る事はない。そしてそれも悪くないと私は思っているよ」と改めて自身にとって最後の欧州CLだったことを強調した。

 欧州CLで通算47試合を戦い抜いたハインケス監督は、33勝7敗7分という驚異の数字を歴史に残した。これまで出場した同大会では1998年、2012年、2013年と常に決勝戦まで進出し、そのうち2回の欧州制覇を達成。最後となった今大会が、決勝進出を果たせなかった唯一の大会となった。

 試合後には「“終わりを迎えた”ということに込み上げてくるものは何もない。むしろ逆だよ。この試合結果に失望している」と、あくまで冷静なコメントを残した指揮官。しかし、昨秋の監督再任からチームを再生させたモチベーターは「我々はここ何ヶ月も素晴らしい雰囲気の中でとても良いチームワークができていた。このチームには気概のある選手が集まっている。だから彼らが報われなかったことが残念だ」と選手たちへのねぎらいもみせていた。

 欧州CL制覇を成し遂げられたなかったハインケス監督だが、まだシーズンは終わっていない。前人未踏のブンデス6連覇を達成した王者は19日、DFBポカール(ドイツ国内杯)決勝で今季2冠を目指し、フランクフルトと対戦する。

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