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J通算500試合出場の松本DF田中隼磨「素直には喜べない自分も…」

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Jリーグ通算500試合出場を達成した松本DF田中隼磨

[5.3 J2第12節 松本2-0水戸 松本]

 松本山雅FCのDF田中隼磨(35)が3日、J2第12節のホーム水戸戦(2-0)で後半32分に投入され、Jリーグ(J1・J2)通算500試合出場を達成した。同選手のコメントをクラブ公式サイトが伝えている。

 長野県出身の田中は横浜FMの下部組織から2001年にトップ昇格し、東京V、名古屋を経て2014年に松本へ加入した。

「Jリーグデビューしてから、横浜F・マリノス、東京ヴェルディ、名古屋グランパス、そして松本山雅で試合出場を積み重ねてきました。その中でも生まれ育った街のチームのユニフォームを着て試合に出て、500試合を達成できたことに価値があると思いますし、この日を迎えられたことは嬉しいです」

 地元クラブでの500試合達成に感慨を覚えつつ、「一方、言葉にするのは難しいですけど心の底から喜んでいるかというと、正直に言えば素直には喜べない自分もいます」と心境を明かしている。

「ここ最近はベンチから試合を見る機会が多く、辛く苦しい日々を送っていました。やはり悔しさもありますし、そういう気持ちがなければ僕は選手として終わりを迎えないといけない」

「そういう中でも自分がチームに対して何を出来るかを考えながら、日々のトレーニングに励んできました。悔しさと喜びの混じった複雑な気持ち、それが500試合までやってこれた理由だと思っています」

 衰えることのない試合出場への欲が、自身をここまで突き動かしてきたと話す田中。反町康治監督も「若い選手より体調管理含めて人一倍努力をしています。それは私も頭が下がる思いです」と35歳のベテランを称え、「これから600試合に向けて頑張ってもらいたいと思います」と期待を込めている。

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