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日本人所属クラブの欧州ファイナルは16年ぶり2度目、決勝は“ライバル”のホームで開催

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欧州カップ決勝に日本人として初めて立ったMF小野伸二

 UEFAヨーロッパリーグの決勝カードが3日、決定した。DF酒井宏樹所属のマルセイユと過去2度の優勝を誇るアトレティコ・マドリーが対戦。日本人所属クラブが欧州カップ戦決勝に出場するのは、2001-02シーズンのフェイエノールト以来、16年ぶり2度目となる。

 3日に行われたEL準決勝で、マルセイユはFW南野拓実所属のザルツブルクに延長戦で劇的な勝利をおさめた。酒井は4月下旬に負った怪我の影響で出場できなかったが、クラブにとって欧州カップ戦決勝進出はFWディディエ・ドログバらを擁した2003-04シーズン以来の快挙となった。

 酒井は依然として、16日の決勝への出場は不透明な状況であるが、もしピッチに立てば16年前にフェイエノールト所属だったMF小野伸二(札幌)以来のこと。当時の大会名はUEFAカップ。その時は決勝戦でドルトムントを3-2で下し、28年ぶりの優勝を飾っている。

 なお、16日の決勝戦はフランス・リヨンで行われる。当地をホームとするリヨンとは『ショック・ドゥ・オリンピック』と呼ばれるダービーマッチを戦うため、ホーム気分で戦うことは難しいかもしれないが、母国開催に集結するサポーターの後押しは得られそうだ。

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