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ノイアー不在を埋めたGKウルライヒ、欧州CLで痛恨ミスも「これまでで最高のシーズンだった」

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『ビルト』のインタビューに応えたバイエルンGKスベン・ウルライヒ

 ドイツ紙『ビルド』は3日、バイエルンGKスベン・ウルライヒのインタビューを公開した。UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)準決勝でのミスについて初めて言及し、チームメートからの温かい言葉に感謝の気持ちを述べた。

 レアル・マドリーをホームに迎えた欧州CL準決勝の第2戦。イーブンスコアでの後半開始直後、29歳の守護神に悪夢がふりかかった。MFコレンティン・トリッソのバックパスに対応する際、FWカリム・ベンゼマのプレスに慌ててクリアミス。無人のゴールに流し込まれ、敗退を決定づける失点となってしまった。

「バックパスが入ったとき、ベンゼマがシュートしようとしているように見えたので、1対1の状況に対処しようとした。しかし、彼は突破してきた。私は手で取ろうと思ったが、(PA外のため)手で取ることはできない。その後、足で対応しようとしたが、間に合わなかった」。つらい記憶を呼び起こし、当時のことを振り返った。

 試合後、このシーンを2回ほど見たといい、「間違った判断によるミスだった」と振り返ると、「100回のプレーで1度起こるかどうかというもの」と評価。「GKはミスができないポジションだが、8か月間はミスをしていなかった。いま起こってしまった悲劇だ」と悔やんだ。

 もっとも、GKマヌエル・ノイアーを欠いて戦った今シーズン。ブンデスリーガ6連覇に導き、国内杯、欧州CLでも安定したプレーを見せたウルライヒの貢献度は計り知れない。「とても良いシーズンだった。私は良いゲームをたくさん演じたし、ハイレベルで強いチームだった。これまで経験した中で、最高のシーズンだった」

 その意見にはチームメートも同調する。MFハメス・ロドリゲスらは試合後、ウルライヒを「誰も批判すべきじゃない」と擁護。これについては「みんなとても素晴らしい人たちだ。誰もがわれわれをチームだと言うよ。そこは間違いなんかじゃない」と感謝の言葉を述べている。

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