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[球蹴男児U-16リーグ]強豪・伝統校相手に1部挑戦の熊本学園大付、目標は「1部に残留すること」

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熊本学園大付高CB冨田謙宗が相手の突破を阻む

[5.3球蹴男児U-16リーグD1第1節 熊本学園大付高 1-2 九州国際大付高 大津球技場]

 目標はDivision1残留だ。熊本学園大付高は「2018 球蹴男児U-16リーグ」で上位リーグのDivision1に参戦。東福岡高や大津高、長崎総合科学大附高といったプレミアリーグ勢やプリンスリーグ九州勢の強豪校に立ち向かっていく。

 1年生の学年リーダー、CB冨田謙宗は「自分たちの目標は先輩が残してくれた1部に残留すること」ときっぱり。18チームの1部制で争われた昨年、FW廣瀬蒼馬が得点王に輝く活躍を見せるなど個々が奮闘した熊本学園大付は、2位・神村学園高や鹿児島城西高、長崎総科大附から勝ち点をもぎ取り、鹿児島実高に7-0で大勝。9位に食い込んで18年度のDivision1参入を決めた。今年の1年生は先輩たちが残してくれた1部で戦う権利を来年の後輩たちに繋ぐつもりだ。

 開幕戦は悔しい逆転負け。冨田は「前半は自分たちが意識している抜け出しや3人目の動きでしっかり崩せて点も獲れたんですけれども、後半になって走れなくなったり、相手が前から来たことで自分たちのサッカーができなくなって、自分たちのミスでチャンスを相手に与えてしまった」と課題を口にする。

 MF岩本昂大の仕掛けやサイドでの連動した崩しなどからゴールを目指し、MF永野昌大のゴールで先制。左利きCB冨田らの背後への配球でも相手を苦しめていたが、2点目を奪うことができず、運動量の落ちた後半に逆転負けを喫してしまった。この日、選手たちが感じていたのは相手に応じて色々な戦いをする必要性。強豪校と戦いながら、できることを増やす。

 冨田は「(熊本学園大付は)最近強くなってきているチームなので、僕たちの年代で熊本1位になりたい」と意気込んでいる。球蹴男児U-16は開幕から2試合連続で1点差の惜敗。Division1の厳しい戦いの中で勝ち切るチームに変わって、将来の全国出場に繋げる。

(取材・文 吉田太郎)
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