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[球蹴男児U-16リーグ]西原が初得点も、鹿児島実が小濱4発など10-2大勝

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鹿児島実高FW小濱駿(11番)は4得点を記録してマン・オブ・ザ・マッチに

[5.4 球蹴男児U-16リーグD2第2節 鹿児島実高 10-2 西原高 大津多目的]

「2018 球蹴男児U-16リーグ」Division2第2節が4日に行われ、鹿児島実高(鹿児島)が西原高(沖縄)に10-2で快勝した。

 序盤からボールを握った鹿児島実がFW山崎蒼空の縦への動きを活かして押し込む展開だったが、西原も中盤で存在感を放っていたMF糸数玲音やMF比屋根由也にボールが入ると、そこでボールが収まり、彼らの好パスやドリブル突破からシュート、クロスにまで持ち込んでいた。

 だが、鹿児島実は前半22分、右サイドを山崎が破り、そのラストパスをMF岡本祥慧が右足で合わせて先制。32分には山崎、41分にも交代出場のFW小濱駿が中央から抜け出してゴールを奪う。前半途中にメンバーを入れ替えて攻撃の迫力が増した鹿児島実は、46分にも小濱が決めて4-0で前半を折り返した。

 西原は沖縄代表として出場、那覇西高、宜野湾高と編成を組み、まず開幕4試合に西原が出場している。その西原が意地を見せる。後半1分、MF西平将智が左サイドを突破してクロス。このこぼれ球をMF池原弥輝が押し込んでチーム初得点を記録する。

 だが、鹿児島実は3分に右クロスから小濱が決めてハットトリック達成。さらにFW桑原累とすでにAチームでリーグ戦デビューしているMF中島凛大がそれぞれ2ゴールを決め、「チャンスがあればどんどんゴールを狙って行こうと思っていました」という小濱は4ゴール目も叩き出した。

 後半、鹿児島実は「前向いたときのスピードとキレのあるドリブルが持ち味です。後半に入って縦へ向けるようになったり、自分の持ち味のドリブルが出せるようになって2点獲れたので良かったです」という中島やMF宇宿響世が余裕を持ってボールをキープし、中央、サイドから波状攻撃。グラウンダーのパスワークで勝負していた西原の反撃をFW玉那覇礼人の1点に封じ、10-2で大勝した。

 鹿児島実の選手たちの目標は自分たちが伝統校を復活させること。今回は森下和哉監督が自ら1年生に帯同し、多くのチャンスを与えながら強化を進めている。この日、マン・オブ・ザ・マッチに選出された小濱は「これからもどんどん点数を獲ってチームを勝たせていきたいです。(目標は)全国優勝することです」と語り、中島も「直々に色々なことを教えてくださるので監督と一緒に全国で勝負したいと思います。2年後もそうですけれども今年のインハイと選手権もプレーしたい」と意気込んだ。球蹴男児U-16ではDivision2を制してDivision1へ昇格する。

(取材・文 吉田太郎)
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