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[球蹴男児U-16リーグ]熊本国府が連勝。MF毎床「今に満足せずに、トップチームに上がれるように頑張る」

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マン・オブ・ザ・マッチに選出された熊本国府高MF毎床玲音

[5.4 球蹴男児U-16リーグD2第2節 熊本国府高 2-1 柳ヶ浦高 大津多目的]

 4日、「2018 球蹴男児U-16リーグ」Division2で熊本国府高(熊本)と柳ヶ浦高(大分)が対戦。熊本国府が2-1で競り勝った。

 試合は前半34分、熊本国府が先制点を奪う。左SB岩崎成輝の斜めのフィードで抜け出したMF益田凛がGKをかわして右足シュートを流し込む。最終ラインの抜群の高さを発揮していたCB岩村尚晟やGK吉永縁心、MF毎床玲音ら好選手擁する熊本国府は中盤も活用しながら相手の背後を突く攻撃でチャンスをつくり、得点に結びつけた。

 対する柳ヶ浦はFW小田良輝らによるグラウンダーのパスワークで勝負。加えてMF佐藤綸珠の左足フィードなどをアクセントに攻めた。先制されたものの、36分に狭いスペースで仕掛けたFW沖永智哉がPKを獲得。これを自ら右足で決めて同点に追いついた。

 後半、互いに勝ち越しのチャンスを作る中、2点目を奪ったのは熊本国府の方だった。18分、SB内村慶輝の縦パスで抜け出したFW岩永晴琉がそのスピードを活かしてPAへ侵入。GKをかわして左足シュートをねじ込んだ。

 柳ヶ浦もセットプレーのこぼれ球などからチャンスを迎えたが、熊本国府はよく声を発していたCB奥山貴大や岩村中心に相手の反撃を跳ね返し、2-1で勝利。タイミング良くボールを引き出して前を向き、周りを活用しながらチャンスに絡んだ毎床がマン・オブ・ザ・マッチに選出された。

 毎床は「入りが悪くて、その後ボールを握る時間はあってそこでチャンスもつくれていたんですけれども、決めきれずに難しいゲームだった。(その中で)最後まで走り切れたことと声を切らさずに戦うことができた。(個人的には)ボールを受けて前を向いてパスを出していたけれども、守備でもっと行けていたと思います」とコメント。今後の目標については「今年は今に満足せずにトップチームに上がれるように頑張ること。そして、(この3年間で)しっかりと全国大会に行けるようにたくさん経験をしていきたい」と意気込んでいた。

 昨年、18チームの1部制で争われた「球蹴男児U-16リーグ」で熊本国府は10位・長崎総合科学大附高(長崎)と勝ち点24で並びながらも得失点差で11位に。上位10チームに入ることができず、2部制となった今年はDivision2に回ることになった。だが、チームは5日の西原高(沖縄)戦も4-1で勝利して開幕3連勝。優勝とDivision1昇格を目標に「2018 球蹴男児U-16リーグ」を戦う。

(取材・文 吉田太郎)
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