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連敗トンネルを抜けた!鳥栖、小野退場も清水を下して8戦ぶり白星

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サガン鳥栖が連敗を止めた

[5.6 J1第13節 鳥栖3-1清水 ベアスタ]

 J1リーグは6日、第13節2日目を行った。ベストアメニティスタジアムではサガン鳥栖清水エスパルスが対戦し、3-1で鳥栖が勝利した。

 2日の前節・札幌戦を1-2で落とし、7連敗を喫した鳥栖は、その試合から2人を入れ替え、MF高橋秀人とFW田川亨介を起用。『レディース・デー』と称し、つつじの花がプリントされた特別ユニフォームを着用して連敗ストップを狙う。対する清水も前節・広島戦(0-2)から2人を変更。DF松原后とFW鄭大世がスタメンに名を連ねた。

 鳥栖は前半10分、PA左でパスを受けたMF原川力が中央へ折り返すと、MF河井陽介の手に当たってPKを獲得。キッカーを務めた原川がゴール右下に蹴り込み、GK六反勇治の手を弾いて先制のゴールネットを揺らした。

 早々に先制を許した清水だが、すぐさま同点に追いつく。前半16分、右サイドでDF飯田貴敬が縦に仕掛け、対峙した相手を振り切って低い弾道のクロスを入れる。ゴール前を横切ったボールは味方には合わなかったが、ファーサイドのDF小林祐三のオウンゴールにより、1-1と試合を振り出しに戻した。

 ホームで連敗を止めたい鳥栖。積極的にゴールに迫ると、前半26分に勝ち越しに成功する。左サイドからDF吉田豊がクロスを上げ、うまく相手の前に入り込んだFW小野裕二が打点の高いヘディングシュートを叩き込み、2-1。前半を1点リードで折り返した。

 後半開始から鳥栖が果敢に攻め込み、1分に田川との連携からPA左手前のMF安庸佑が左足を振り抜く。2分には、吉田のクロスからPA内でこぼれたボールにMF高橋義希が反応。右足でゴールを狙ったが、松原のブロックに阻まれてしまう。それでも6分、ハーフェーライン付近で小野のヘディングパスを受けた安庸佑がボールを運び、PA右へ進入。高橋義のリターンパスから左足を振り抜き、ゴール左隅に突き刺した。

 2点ビハインドの清水は後半16分に2枚替えを敢行。竹内とMF石毛秀樹を下げ、MF白崎凌兵とFWミッチェル・デュークを投入。直後から清水がボールの主導権を握り、押し込み始める。24分には、PA中央へ送られた絶妙な浮き球パスに鄭大世が反応。懸命に右足を伸ばしたが、わずかに届かなかった。

 鳥栖は後半27分に安庸佑をDF藤田優人、30分に田川をFWビクトル・イバルボに代え、リズムを変えようとした。しかし、33分に小野が2枚目のイエローカードを受けて退場。残りの時間を10人で戦うことになった。それでも、最後まで集中した守りで清水に得点を許さず、3-1で勝利。連敗をついに止め、8試合ぶりの白星を飾った。

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