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MF小島秀仁の移籍後初弾が決勝点!! 粘った千葉、今季アウェー初勝利…1点に泣いた大宮は連勝ストップ

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[5.6 J2第13節 大宮0-1千葉 NACK]

 J2は6日に第13節を開催し、NACK5スタジアム大宮では大宮アルディージャジェフユナイテッド千葉が対戦。後半15分にMF小島秀仁のゴールで千葉が先制すると、そのまま逃げ切って1-0の完封勝利を収め、今季アウェー初白星を獲得した。

 3連勝中のホーム大宮は前節大分戦(○2-1)から先発2人を入れ替え、FWロビン・シモヴィッチ、DF河本裕之らを先発起用。一方、今季アウェー戦1分5敗の千葉は前節岡山戦(○1-0)から先発5人を入れ替え、FWラリベイ、MF山本真希、小島、DF鳥海晃司、GKロドリゲスらがスターティングメンバーに名を連ねた。[スタメン&布陣はコチラ]

 序盤からホームの大宮がリズムを生み出すと、同7分には中盤でボールを受けたMF嶋田慎太郎がPA外から狙うが、左足から放たれたシュートは枠を捉え切れず。さらに同11分にはMF大山啓輔とのパス交換から中央のエリアに侵入した嶋田のラストパスを受けたシモビッチがミドルシュートを放ち、同15分にはゴール前で得たFKをFW大前元紀が直接狙うも、ともにボールは枠外に飛んでしまった。

 その後も攻撃の手を緩めない大宮は同19分、大山のサイドチェンジから右サイドを駆け上がったDF酒井宣福のピンポイントクロスをシモビッチが叩きつけるも好反応を見せたGKロドリゲスに阻まれ、こぼれ球にシモビッチ自らが反応して放ったシュートは相手選手にブロックされてしまった。

 一方の千葉は前半22分、MF矢田旭が蹴り出したCKをDF増嶋竜也がヘディングで合わせるも、シュートはゴール右に外れる。さらに同35分には、MF熊谷アンドリュー、小島とつないだボールからPA内に侵入したラリベイが抑えの利いた右足シュートを放ったが、横っ飛びしたGK笠原昂史に弾き出されてしまった。

 大宮が押し気味に試合を進めながらも0-0とスコアが動かないまま後半を迎えると、同3分に矢田のパスを受けた山本がミドルレンジから強烈なシュートを枠内に飛ばすが、横っ飛びした笠原が弾き出す。しかし同15分、劣勢だった千葉が試合を動かす。左サイドからMFホルヘ・サリーナスが中央に送ったパスは相手選手に当たってコースが変わるが、ヒールでトラップした小島がDF菊地光将をかわすと右足のシュートでネットを揺らし、スコアを1-0とした。

 1点のビハインドを背負った大宮は後半15分に奥抜に代えてMFマテウス、同29分にはMF三門雄大に代えてMF茨田陽生をピッチへと送り込む。同32分には左サイドをスピードに乗ったドリブルで突破したマテウスがPA内まで持ち込むも、左足から放ったシュートは距離を詰めたロドリゲスに阻まれてしまう。さらに同34分には素早いパスワークからPA内に侵入したマテウスが左足で狙うが、シュートはポストに弾かれてネットを揺らすには至らなかった。

 その後も同点に追い付こうとする大宮が猛攻を仕掛けるが、同40分に大前が迎えた決定機を好反応を見せたロドリゲスに阻まれるなど、最後まで体を張った粘り強い対応を見せる千葉守備陣を攻略し切れず。逃げ切った千葉が1-0の完封勝利を収めて2連勝。終始、主導権を握って試合を進めながらも敗れた大宮の連勝は「3」でストップした。

(取材・文 折戸岳彦)
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