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「情けない試合」湘南GK秋元が悔し涙…指揮官は「7年で一番最悪」

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試合後、悔し涙をこぼした湘南GK秋元陽太

[5.6 J1第13節 湘南1-3仙台 BMWス]

 思わず感情が高ぶった。試合後、テレビインタビューを受けていた湘南ベルマーレのGK秋元陽太は「サポーター、ファンの方々に申し訳ない気持ちでいっぱい。悔しいです」と声を絞り出すと、真っ赤な目から涙がこぼれた。

 悔し涙だった。ゴールデンウィーク最終日。1万1805人の観衆が詰めかけた一戦でホーム2連敗を喫した。チョウ・キジェ監督が「チームを見て7年目になるが、今日の前半が一番最悪だった」と振り返った前半。寄せが甘く、球際でも競り負け、セカンドボールをことごとく拾われた。

 秋元自身は前半30分にFW石原直樹のPKをストップするビッグセーブも見せたが、“湘南らしさ”が見られなかった前半で0-2と2点のビハインド。「前半は内容がなくて、情けない試合をした」と唇を噛んだ。

 後半6分にPKで1点を返し、シュート数でも10本対1本と圧倒したが、後半アディショナルタイムに唯一の被シュートで3失点目。秋元は「後半、1点は入ったけど、最後にああいう失点をして、個人としてもチームとしてももったいない試合。個人的にすごく苛立つ一日だった」と悔しさを隠さなかった。

 4月25日のG大阪戦(1-0)、同28日の浦和戦(1-0)と連勝しながら前節2日の柏戦(1-2)に続いてホーム2連敗。MF秋野央樹は「ガンバ、レッズに勝って、J1でもやれるんじゃないかと思ったところもあったと思う。レイソル戦で気づかないといけなかったのに」と、自戒を込めて言う。「球際に行くとか、初心に戻ることができなかった。情けない」と秋元。守護神の涙を糧に、原点に立ち返れるか。

(取材・文 西山紘平)

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