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痛恨ドローでナポリ“ほぼ”終戦…あと2試合でユーベと勝ち点6差に

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ナポリ優勝は限りなく厳しくなった

[5.6 セリエA第36節 ナポリ2-2トリノ]

 セリエAは6日、第36節を行った。ナポリはホームでトリノと対戦し、2-2で引き分けた。

 前日に首位ユベントス(勝ち点91)が勝利を収めたため、2位ナポリ(勝ち点84)が今節に敗戦した場合、あと2試合を残してユベントスの優勝が決定する。絶対に負けられない試合でナポリは攻守の核であるMFマレク・ハムシクをベンチスタートに、MFピオトル・ジエリンスキを先発起用した。

 するとナポリが前半25分に先制する。トリノのDFニコラス・ブルディッソがゴール前でボールを持っているところに、FWドリース・メルテンスが猛プレスでカット。そのままゴールに押し込んだ。前半はそのまま1-0で折り返す。

 前半ほとんどチャンスがなかったトリノだが、後半に一瞬の隙を突く。後半10分、MFアデム・リャイッチのパスを受けたMFダニエレ・バゼッリが、PA左からシュート。
DFブラド・キリケシュに当たったボールはゴールに吸い込まれ、1-1の同点に追いついた。

 勝利がほしいナポリはハムシクを後半24分に投入。すると2分後の26分、PA手前でパスを受けたハムシクは右足を一閃し、ゴール右に豪快ミドルを突き刺した。121試合連続出場のハムシクはセリエA通算100ゴールを達成。ミレニアムゴールで再びリードを広げた。

 しかしトリノも意地をみせる。後半38分、リャイッチの浮き球パスをDFロレンツォ・デ・シルベストリがゴール前でヘディングシュート。ゴールネットを揺らし、再び試合を振り出しに戻した。

 試合はそのまま終わり、ナポリは勝ち切れず2-2のドロー。勝ち点85となり、首位ユベントス(勝ち点91)とは勝ち点6差に。両者の今季の対戦成績は1勝1敗のため、同勝ち点の場合は得失点差で順位が決定する。現状でユベントスの得失点差は「61」、ナポリは「45」。ナポリは残り2試合で勝ち点6差を確実に詰め、かつ両者の得失点差も大量得点で埋めなくてはならなくなった。

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