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すでに1部昇格決定も…デュッセルドルフが首位陥落、最終節「勝てば優勝」の直接対決へ

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1-1で引き分けたデュッセルドルフ

[5.6 ブンデスリーガ2部第33節 デュッセルドルフ1-1ホルシュタイン・キール]

 ブンデスリーガ2部は6日、第33節の一斉開催を行い、FW原口元気、FW宇佐美貴史所属のデュッセルドルフが3位ホルシュタイン・キールと対戦し、1-1で引き分けた。他会場で2位のニュルンベルクが勝利したため、1試合を残して首位から陥落した。

 1部16位との入れ替え戦プレーオフ圏内を死守したいホルシュタイン・キールに対し、デュッセルドルフはわずかなチャンスを生かそうとする展開。前半13分、宇佐美がFWロウベン・ヘニングスとのワンツーで抜け出し、PA内からシュートを放つも枠外。同16分には宇佐美がCKを蹴り込むが、DFニコ・ギーベルマンのヘッドも外れた。

 その後はH・キールが一方的に試合を進めた。前半18分、裏へのボールに反応したMFドミニク・ドレクスラーがネットを揺らしたが、オフサイドの判定。同30分すぎから立て続けにチャンスを迎えたが、デュッセルドルフがGKラファエル・ボルフの攻守もあってしのぎ切り、前半をスコアレスで終えた。

 他会場では、デュッセルドルフと勝ち点2差で2位につけているニュルンベルクが、ザントハウゼンに1-0でリードしているという情報が入った。このままのスコアで終われば勝ち点で並ばれるという状況。また、得失点差で大きく上回られているため、順位がひっくり返ってしまう。

 首位を守りたいデュッセルドルフは後半23分、MFハーバート・ニールセンとの交代でFWベニト・ラマンを投入。宇佐美がトップ下にポジションを移した。同24分には、満員のスタンドから投げ込まれたライターがH・キールGKケネス・クロンホルムの頭部に直撃。試合はいったん中断されたが、すぐに再開された。

 後半28分、PA内に抜け出した原口がシュート。これは相手GKに阻まれたが、その直後の同29分に試合が動いた。味方のクリアをヘニングスが頭でそらし、足を伸ばした相手DFがクリアミス。こぼれ球をラマンが拾い、右足シュートでゴールネットを揺らした。ところが同32分、カウンターから失点を喫してしまい、すぐさま試合は振り出しに戻った。

 後半42分、デュッセルドルフは原口に代えてMFダボア・ロブレンを投入。しかし、ゴールに近付くことはできず、H・キールの攻撃を受ける時間帯が続いた。このままタイムアップを迎え、H・キールは3位が確定。一方、ニュルンベルクが2-0で勝利したため、デュッセルドルフは2位に転落した。最終節ニュルンベルクとの直接対決に臨み、勝利した場合にのみ優勝が決まる。

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