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[関東]暑さ、連戦はもってこい!駒澤大が怒涛の4連勝で首位浮上!!

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前半17分、FW高橋潤哉がヘディングで先制点を決めた

[5.6 関東大学L1部第5節 駒澤大2-0早稲田大 東国大G]

 駒澤大が首位浮上!! 関東大学リーグ1部の第5節が6日に行われ、駒澤大が早稲田大を2-0で撃破。前節終了時は3位だった駒澤大だが、早稲田大、そして流通経済大に敗れた順天堂大をかわして首位に浮上した。

 連戦の中で強みが出た。駒澤大の秋田浩一監督は、「私たちは上を見て戦えるチームじゃない。本当に一戦一戦、ちゃんとやって行かないといけないチーム」と謙遜したが、「今日は暑かったのも良かったんじゃないですか。うちの選手の見せ場ですから」と“体力勝負”となった一戦の勝利にニヤリとした。

 得点が決まった時間帯もよかった。先制点は前半17分、右サイドからのCKは跳ね返されたが、こぼれ球をMF大塲淳矢(4年=藤枝東高)がダイレクトで入れ直す。これをエースFW高橋潤哉(3年=山形ユース)が頭で決めて、スコアを動かす。

 さらに3分後の前半20分、今度は左サイドからDF真下瑞都(2年=矢板中央高)がクロスを上げると、プルアウェイで相手を外したMF荒木駿太(1年=長崎総科大附高)がこれまた頭で押し込み、すぐにリードを2点に広げた。

 あとは足り勝って守る。走り込みの量ならどこにも負けないと自負する選手たちは、連戦、そして途中で給水タイムが設けられたほどの暑さの中で行われていた試合というのを感じさせない運動量でゲームを支配する。

 DF星キョーワァン(3年=矢板中央高)が屈強なフィジカルで相手の攻撃を跳ね返し、初先発となっていたGK松村優太郎(3年=長崎総科大附高)も落ち着いたコーチングでDFラインを統制。4試合連続無失点で防ぐなど、攻守が噛み合い、首位撃破を成し遂げた。

 リーグ戦の過密日程を戦い終えた駒澤大だが、リーグ戦中断となる12日には天皇杯東京都予選の決勝を戦うことになっている。過密日程継続となるが、指揮官は勢いもあることから、「毎週ゲームをやらせてもらっているのはいいこと」と逆に歓迎。昨年は筑波大が旋風を巻き起こした大学勢の躍進だが、今季は駒澤大が注目を集める存在になるかもしれない。

(取材・文 児玉幸洋)
●第92回関東大学L特集

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