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C大阪から長崎総科大附の10番へ。MF鈴木冬一は重圧乗り越える力、プロ1年目から活躍する力得るために奮闘中

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長崎総合科学大附高MF鈴木冬一が左足シュートを狙う

[5.6 高円宮杯プリンスリーグ九州第6節 九州国際大付高 1-0 長崎総合科学大附高 九州国際大G]

 今年3月にセレッソ大阪の育成組織から、名将・小嶺忠敏監督率いる強豪・長崎総合科学大附高(17年夏冬全国8強)へ“電撃移籍”したことが判明。17年U-17W杯日本代表の注目レフティーの決断に驚きが広がっていたが、そのMF鈴木冬一(3年)は新天地で意欲的なシーズンを送っている。

 鈴木はプリンスリーグ九州開幕戦の鹿児島城西高戦でいきなりハットトリックを達成。第5節の同首位・鳥栖U-18戦でも先制ゴールを決めている。迎えた九州国際大付高との第6節でも対戦した元U-16代表候補CB大川智己が「とても上手かったです。足下もあったし、バウンドした時の身体の当て方だったり、裏への抜け出し方が上手かった」と評するプレー。2列目からのラストパスやサイドからの仕掛け、そしてミドルレンジからのシュートで相手ゴールを脅かし続けた。

 だが、結果は0-1で敗戦。相手の好守に阻まれるなど1点を奪うことができず。加えて、後半12分には自陣コーナー近くからGKへ戻してビルドアップしようとしたところを狙われ、味方のPK献上に繋がるミスがあった。

「(得点については)数回チャンスはあった。決めきるところはまだまだ足りないと思うので、そこの精度をもっともっと上げていかないといけない。チームを勝たせるという部分では、まだまだ甘さが出ているかなと思います。このレベルの中では違いを見せられていると思うんですけれども、最終的にチームが勝たないと自分も評価されないし、チームも良くなっていかないと思うので、まずはチームを勝たすことを第一に考えて、それから自分のレベルも上げていくことを考えていきたいと思っています」

 鈴木は“電撃移籍”の理由について「セレッソでも大きく成長させてもらったんですけれども、ラスト1年間、自分をもう一つ大きく成長させてプロで活躍する選手になりたいという思いでここに来ると決断しました」と説明する。長崎総科大附では加入直後ながらも10番の期待を背負い、トレーニングから新たなチームメートたちと切磋琢磨しながら奮闘中。本人は得意のドリブルをより極めて、ラストパス、シュートの質を上げることを考えている。

「今までセレッソでやらせてもらって、違う環境に来れたのも色々な人のサポートやと思うので、ここで結果を出さないと意味がない。最近勝てていないですし、もっともっとチームのみんなと話し合って、高総体へ向けて気持ちを切り替えてやっていきたいと思います。(個人的には)まだまだ足りないことだらけなんですけれども、メンタルや技術を鍛えて、来年は1年目からプロのチームで活躍できるように身体も心も成長したいと思っています」。

 個人として、チームとして、結果を出し続けること。本人はこれから先、もっともっと大きな重圧を味わうだろうと予想している。それに負けない心と体、技を身につけること。そして、重圧を乗り越えて結果を残し、プロ1年目から活躍するような選手になる。
 
(取材・文 吉田太郎)
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