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3部クラブのジャイキリならず…パリSGが国内杯4連覇で国内3冠達成

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パリSGが国内3冠を達成した

[5.8 フランス国内杯決勝 レ・ゼルビエ0-2パリSG]

 クープ・ドゥ・フランス(フランス国内杯)は8日に決勝を行い、パリSGはレ・ゼルビエと対戦し、2-0で勝利。国内杯4連覇を達成し、今季3つ目のタイトルを獲得した。

 今大会9試合を勝ち抜いてきたレ・ゼルビエは、現在3部リーグで残留争いを演じているクラブ。英『BBC』によると、レ・ゼルビエの年間予算は200万ユーロ(約2億6000万円)で、5億4000万ユーロ(699億4000万円)のパリSGと“270倍”の格差となる。この3部クラブの年間予算では、パリSGのFWネイマールの給料は約16日分しか支払いができないという。

 パリSGはリーグ1とクープ・ドゥ・ラ・リーグ(フランスリーグ杯)の2冠を既に獲得。国内3冠目を手にするために、最前線にFWエディンソン・カバーニ、MFアンヘル・ディ・マリア、FWキリアン・ムバッペらを配置して決勝戦に挑んだ。

 序盤から猛攻を仕掛けるパリSGだが、3度もゴールポストに阻まれ、先制点を奪えない。一方で、レ・ゼルビエはコンパクトな守備陣形を崩すことなく、慎重に試合を運んでいった。

 しかし前半26分にパリSGが先制する。MFジョバニ・ロ・セルソがPA手前から左足シュートを放ち、ゴール左に突き刺した。1-0で折り返した後半28分にはカバーニがPA内でGKマシュー・ピショーに倒されてPKを獲得。そのまま自分でPKを蹴ると、ゴール左に沈めて2点目とした。

 試合はそのまま2-0でパリSGが勝利。4連覇を達成し、今季3つ目のタイトルを獲得した。3部クラブのレ・ゼルビエは敗れはしたが大健闘。GKピショーは幾度とピンチを守りきったが“ジャイアントキリング”とはならず、最後には地力の差が出た形となった。

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