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神戸U-18出身MF表原がノエスタで躍動!! 4発勝利の湘南、PO進出の可能性残す

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神戸U-18出身の湘南MF表原玄太

[5.9 ルヴァン杯GL第5節 神戸3-4湘南 ノエスタ]

 ルヴァン杯は9日、グループリーグ第5節を各地で行い、D組はヴィッセル神戸湘南ベルマーレが対戦した。前節でプレーオフステージ進出を決めている神戸だが、終始主導権を握られて3-4で敗北。湘南はグループリーグ突破の望みを最終節につないだ。

 ホームの神戸はリーグ前節広島戦(●0-2)から先発11人全員を変更。昨年9月に左膝前十字靭帯損傷を負ったFWレアンドロが今季初めての先発出場。昨季はFC今治に期限付き移籍していたMF野田樹がJリーグデビューを果たした。アウェーの湘南は前節仙台戦(●1-3)から先発9人を変えた。

 試合は序盤から攻め合いの様相を呈した。湘南は前半6分、神戸U-18出身のMF表原玄太がドリブル突破からシュート。同7分には神戸が反撃を見せ、同じく神戸U-18出身のDF藤谷壮が右サイドを単独突破し、低いクロスをレアンドロが合わせたが、空振りに終わった。

 先手を取ったのは神戸だった。前半29分、MF安井拓也とのワンツーで抜け出したMF松下佳貴が中央に折り返し、DFアンドレ・バイアがクリア。このボールをレアンドロがダイレクトで狙うと、GK後藤雅明がはじいてMF齊藤未月に当たり、ゴールラインを割った。

 だが、湘南も反撃に出た。前半32分、表原のパスからFW野田隆之介がオーバーヘッドで狙うもGK前川黛也がビッグセーブ。しかし同33分、ここで獲得した左CKをMF梅崎司が蹴り込むと、A・バイアが頭で合わせて同点に追いついた。

 さらに前半35分、表原が野田とのワンツーでPA内に走り込むと、GKとの1対1を冷静に制し、一気に試合はひっくり返る。神戸U-18時代に10番を背負い、Jユースカップ、プレミアリーグWESTの2冠制覇に貢献しながら、トップチーム昇格を逃した22歳がノエスタのピッチで輝きを放った。

 神戸は後半立ち上がりからDF那須大亮、FW増山朝陽を立て続けに起用するが、後半も湘南の勢いが止まらない。後半11分、PA右を齊藤が“一人スルーパス”で突破し、中央に折り返すと、ニアの野田が振り向きざまに左足シュート。これがネットを揺らし、リードを2点に広げた。

 神戸は後半19分、MF小川慶治朗に代えてFW佐々木大樹を投入し、交代カードを全て使い切った。すると同26分、松下の左CKにレアンドロが頭で合わせて1点差に。ところが同27分、湘南はDF石原広教のクロスにMF梅崎司がダイレクトで合わせ、再び2点差に開いた。同37分、躍動感を見せていた表原がピッチを退き、MF高山薫が起用された。

 移籍後初ゴールを決めた梅崎は後半43分、DF島村毅との交代でピッチを後に。神戸は後半アディショナルタイム3分、カウンターから増山が決めて再び詰め寄る。だが、反撃はここまで。リードを守り切った湘南がそのまま試合を締め、勝ち点7とし、プレーオフステージ進出を懸けて長崎と最終節で対戦する。

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